
ミクロ世界のアート。
バクテリアの繁殖スピードはとても早いのです。目に見えないくらい小さなものなのに、人間が思うよりずっと早いスピードで増殖する、それがバクテリアです。
ケンブリッジ大学のポスドクFernan Federiciさんが、素早いバクテリアの繁殖状況から一瞬を切り取った作品を公開しています。そのあまりに美しく芸術的な様子は、言われなければ、これが自然の菌だなんて誰も思いませんよね。プロジェクトは、建築家のDavid Benjamin氏のアイディアの元に行なわれました。
ケンブリッジ大のHaseloff Labにて、Jim Haselff氏と共に、共焦点顕微鏡を使って植物組織の細胞の成長を写真に収めたのがこれ。細胞の作りがどのように、全体の形のデザインに影響しているか、又科学の力でバクテリアの成長をコントロールし特定の組織を作ることができるのか、ということにFedericiさんは興味を持っています。ミクロサイズでの細胞の働きは、メートル単位の組織作りにどう影響するのでしょう。

植物の細胞壁にある遺伝子発現のレシオメトリック測定

枯草菌、土の中にある枯草菌を蛍光タンパク質で色づけしたもの

乾燥したゲル

クリムトと呼ばれる植物細胞のパターン

植物組織

植物組織


Benjamin氏とFedericiさんのコラボ

大腸菌
ここで紹介したのは、ほんの一部。もっと見たい方はFerericiさんのFlickrでどうぞ!
[H/t But Does It Float?]
そうこ(KELSEY CAMPBELL-DOLLAGHAN 米版)
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