Quantcast
Channel: 夕刊アメーバニュース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 18177

映画『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』より~なぜ彼女は彼に結婚を選ばせるほど愛されたのか?

$
0
0

こんにちは。恋愛ライターの石田です。安藤美姫選手の出産についてのニュースが大きく取り上げられていて、ふと考えてしまいました。結婚や出産は人生の中でも大きな節目となるけれど、自分の評価や地位を上げ、たくさんの人から祝福されるものでなければいけないものなのでしょうか。

マドンナが監督を務め、20世紀最大のスキャンダル“王冠をかけた恋”の真実を描いた『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』。1936年、英国王エドワード8世は「王冠をとるか、愛をとるか」と選択を迫られ、王位を捨て、離婚歴のある人妻ウォリス・シンプソンとの結婚を選びました。

この映画は、エドワード8世とその妻ウォリス・シンプソンの遺品オークション展覧会に訪れたニューヨークに住む既婚女性ウォリーの視点で描かれています。

「愛する女性の助けと支え無しには、国王としての重責を担い、義務を果たすことができない」とBBCラジオを通じて、直接国民に語りかけたのは1936年12月11日の夜のこと。“世界で一番魅力的な独身男性”といわれた国王が自ら退位文書を読み上げるなんて! イギリス国民はもちろん、世界中の人が驚きますよね。

なぜ、彼女は彼にこんなにも愛されたのか? 英国王に選ばれ、すべてを手に入れたと思われていたウォリスにも、知られざる苦悩があり、隠された真実があったのです……。

作品の中のウォリスの魅力を3つ挙げると、(1)「私の武器は、着こなしがうまかったこと」というように、自分を美しく見せるセンスがあった。(2)彼好みのカクテルを絶妙のタイミングで渡せる気配りのできる女性だった。(3)社交的で愛嬌があり、気の利いた会話ができた。……と、お洒落で人妻好きのエドワードの好みのタイプだったことが分かります。

子供の頃から英国王になるための厳しい特別な教育を受け、格式や体裁を重んじる堅苦しい生活の中で、特別美人ではないけれど、洗練された魅力ある人妻ウォリスと出会ってしまったエドワード。野心家で好奇心旺盛なウォリスも、エドワードとの恋愛にのめり込んでしまったかもしれません。

でも、本当に欲しいものを手に入れようとすると、大きな犠牲がつきまとうもの。頭のいいウォリスは、その代償の大きさに気づいていたはずです。当然、彼女への誹謗中傷は激しく、パパラッチに追われ、自由やプライバシーを守ることもままならない状態は続き、世紀の恋も次第に冷めていったともいわれています。

でも、最後まで添い遂げ、自分の選択(人生)を後悔していないと自負できる強さを持てるかどうか……。野心をいだくというのは、得るばかりではなく捨てる勇気、人に何かを自慢するためではなく、自分の選択を自負できる強さを持つこと。世紀の恋から学ぶことはたくさんあります。

■作品情報『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』
監督・脚本:マドンナ
脚本:アレック・ケシシアン
キャスト:アビー・コーニッシュ アンドレア ライズブロー ジェームズ・ダーシー オスカー・アイザック
公式サイト:http://we-movie.net/
(C) 2011 W.E. COMMISSIONING COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

※@nifty恋愛・結婚からの寄稿です。

【関連リンク】
その他の恋愛ライターコラムはこちら
http://nifty.jp/ren-ai

@nifty恋愛・結婚
http://partner.nifty.com/

関連リンク ]
週刊文春「安藤美姫選手の出産を支持しますか?」アンケートが批判殺到で中止に
奪われたものは奪い返す!?  奪還愛の法則
「外国人が自国の観光すべき場所や避けた方が良い場所を紹介するスレ」海外の反応

Viewing all articles
Browse latest Browse all 18177

Trending Articles