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苫米地英人氏「80歳のときにどんな男でありたいかを決めている」

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50過ぎてもバリバリ現役のオヤジたちに、“オヤ充”(リアルが充実しているオヤジ)になる極意を聞いた。読めば、オヤジになるのが怖くなくなる!

◆オヤ充の極意「80歳のときにどんな男でありたいかを決めている」

 事務所の床を埋め尽くすのは、総額数億円に上るというウン百本の名品ギター。「ここまで増えると秘書にも邪魔がられるだけ」と苦笑するのは、脳機能学者の苫米地英人氏。苫米地氏いわく「本当の趣味は、人の役にも自分の役にも立たない」。この境地が「オヤ充」に繋がるのだという。

「若い人ほど“役に立つ”趣味を求めようとする。趣味が自分の価値を高めてくれると勘違いしているんだね。例えば旅行。その国で何がしたいかではなく、旅行すること自体が目的になっている人がいる。“世界中を飛び回る自分”に悦に入っているわけだ。あるいは、その趣味が仕事にどう還元できるか……などと考える。趣味が仕事になることはあっても、趣味を仕事に役立てようとするのは、発想として間違っているよ」

 そんな人がオヤジになると悲惨、と苫米地氏。

「自分の外側にばかり価値をつくろうとして、自分の内側に価値をつくってこなかった人は、いずれ何をしてもつまらなく感じるようになり、あとは先細っていくだけだ」

 一方「オヤ充」とは「自分自身にバリューがあるオヤジ」であると、苫米地氏は定義する。

「今の自分の価値を決めるのは、未来の自分。40代からでも遅くない。長期的にどういう自分でありたいか、特にどう人の役に立ちたいか、ゴールを設定してそれに向けて能動的に動いている男こそがオヤ充。俺の長期的ゴール? 世界の戦争と差別をなくすことだね」

 我々には壮大すぎる目標だ……。

「日本人は世界情勢を知らなさすぎ。アルジャジーラの電子版とエルサレム・ポストの両方を読めば、何かしら思うところが出てくるはず。どちらもiPadで読めるよ」

<オヤ充の金言>

・その趣味は本当に自分がやりたいことか? 胸に手を当てて考えよう

・仕事、家庭、健康、地域貢献などの項目に分けて、長期的な目標を設定せよ

・長期的な目標に向かって動けば、おのずと日々は充実する

・世界の新聞を読んで視野を広げるべし

【苫米地英人氏(54)】

‘59年、東京都生まれ。認知科学者。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社。その後、フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学。著書多数

― 50歳過ぎてもモテる[オヤ充(リア充なオヤジ)]入門【4】 ―



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