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ま、ちょっとビックリしますよね。びびりの私は一瞬ゾっとしましたが。
絵を描く時にうっとおしいのが、絵の具やインクのタレ具合。思ってもいない所がタレてしまって残念なことになることもあるでしょう。が、このインクのタレを利用した作品がこちら。Ben Dehaanさんの「Uncured」シリーズ。
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Dehaanさんが使用したのは、紫外線硬化インク。商業用のデジタル印刷でよく使われるもので、紫外線をあ当てることであっと言う間にインクが乾くというもの。が、もし紫外線が当たらなかったらどうなるのでしょう。
Dahaanさんが行なったのは、紫外線硬化インクを用いたプリンターを紫外線なしで使用すること。そうすると、もちろんインクは乾かずトロトロ液体状態なので、そのままプリントを縦にし自由にインクを垂れさせてできたのがこの作品。このプロセスを経て、作品はデジタルによってできるのではなく、その瞬間瞬間の違いをとらえたものになりました。Dahaanさん曰く、紫外線硬化インクを使った「紫外線非硬化プリンティング」だそうです。
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タレ前後で比較して見るとまた興味深いですね。ネタ元のDehaanさんのページでは、インクのタレ具合をタイムラプス動画で見ることもできますよ。ちょっとしたホラーです。
[Ben Dehaan Photography via Andrew Del-Colle]
そうこ(ERIC LIMER 米版)
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