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途中経過はスティーヴン・キングばりの世界ですが…
切断された手首を足首に温存して腕が回復するのを待って移植するスーパー外科手術が中国で行われ、話題です。
中国常徳市の工員Xiao Weiさんは先月、ボール盤で作業中に手首が切り落とされる大事故に遭いました。同僚が機転を利かせて電源を抜いて手首を拾い、Weiさんが病院に駆けつけた時には既に7時間が経過していました。
腕も潰れており、とても元の場所に戻すのは無理です。そこで医師は急場の凌ぎとして右手を左足首のアキレス腱のすぐ上の血管に繋いで血流を確保し、腕の回復を待つことにしたのです。
医師の目論見通り、丸1ヶ月後には傷口も回復し、手は元通り移植することができました。主治医のTang Juyuさんは湖南モーニングヘラルド紙にこう話しています。
「家を建てるのと一緒。本体はできた、あとは内装だ」 以下は温存中の写真です(閲覧注意)。
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1ヶ月は自分の姿が悲しかったかもしれないけど、今のWeiさんは両手が戻って満足しているそうですよ。
お腹で指を培養した男性、腕で耳を培養した女性、胸で顔を再建した女性に続く快挙ですね。
JESUS DIAZ(原文/satomi)
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