みなさん、こんにちは。
コンサルタントの木村隆志です。
今回のテーマは、恋愛の「やられたらやり返す」
ドラマ『半沢直樹』が、今年の視聴率1位を記録するなど大人気です。
私はドラマ評論家としても活動しているのですが、
正義と悪の演出が明快で、素晴らしい作品だと感じています。
主人公の半沢には、「やられたらやり返す。倍返しだ!」
という決めゼリフがあるのですが、
恋愛でもこの考え方をしている人をよく見かけます。
例えば、カップルは、
「恋人にキツイことを言われたから、私も言い返してやった」
「恋人が合コンに行ったら、私も合コンへ行く」
「恋人に浮気されたら、私も浮気し返す」
一方、シングルは、
「前の恋人が貧乏だったから、今度は金持ちしか相手にしない」
「合コンで友人が私をおとしめることを言ったら、私も言い返す」
「恋愛相談でキツイことを言われたから、相手の痛いところを言い返す」
いずれも、
「私は嫌なことをされた」という気持ちがきっかけとなって、
「相手にも同じ気持ちにさせたい」「ついやり返してしまう」というものです。
嫌なことをされたのは事実。悔しいのも事実。やり返したいのも事実。
でも、誰かを傷つける方法では、スッキリしたとしても一瞬で、
その後、自分の心に「嫌、悔しい、やり返してやった」という貧しい感情が残り、
恋愛の楽しさや、自然な笑顔をジワジワと奪っていきます。
例えば、カップルは、
「恋人を疑ってしまう」「自分の気持ちも信じられなくなる」
シングルは、
「『どうせ私なんて』と臆病になる」「逆に無理なアプローチをしてしまう」
どちらも、思考や言動が乱れ、
恋人や恋人候補の気持ちを遠ざけてしまうので避けたいところです。
「そう言われても納得できない」という人もいるでしょう。
あなたがもしそうであれば、
物事を“自分目線での勝ち負けや損得”で決めつける傾向があり、
2人のコミュニケーションが大事な恋愛に向いていません。
あなたにとって最も大切なのは、何でしょうか。
カップルなら2人の幸せであり、シングルならよい出会いではないでしょうか。
話し合うもよし、その上で納得できなければ別れるもよし、1回は許すもよし。
衝動的に“やり返す”のではなく、
自分の今後や、相手との関係を考えて、最適な方法を選んで欲しいと思います。
ちなみに、
ドラマ『半沢直樹』は、生活やお金が絡むビジネスの話なので、
「やられたらやり返す」でもOK。
その証拠に、半沢と妻の関係は極めて良好。
だからこそ、家の外では「やられたらやり返す」と頑張れるのでしょう。
今回は、「嫌、悔しい」というネガティブなものを書きましたが、
「感謝、プレゼント」などのポジティブなものも、倍返しは避けた方が無難。
良好なコミュニケーションを長続きさせるためには、
感情や言動をあまり上下動させず、近いところにいるのが最適だからです。
※@nifty恋愛・結婚からの寄稿です。
※写真は半沢直樹公式サイトより
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日曜劇場『半沢直樹』|TBSテレビ
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