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浮き沈みの激しい世の中で暮らしている私たちですが、なるべくネガティブではなくポジティブな姿勢で生活したいものですね。ネガティブな感情、あるいは他人とは、「正しいスキル」さえあればうまく付き合えます。今回はそのためのガイドをお届けします。
ネガティブなボディーランゲージに気をつけて
言葉よりも心の中を表現するもの、それは「行動」です。
・あなたと反対側へ傾いている/動いている
・腕や脚を組んでいる
・横を向いている
・つま先があなたと反対側または出口に向かっている
そこまで大したことではないと思われるかもしれませんが、その時の状況や発言を合わせて考えると、相手が本当に伝えたかった内容を理解するヒントにもなり得ます。ボディーランゲージについては、過去記事「ボディーランゲージから相手の隠された本音を読み解く方法 」もチェックしてみてください。
もちろん、あなたに特有のボディーランゲージがあるかもしれません。それらはさまざまなシグナルを発しており、コミュニケーションとは切っても切れない関係にあります。特に仕事の面接などでは、あなたの行動を変えるだけで大きな差が出るでしょう。たとえば、以下のような行動は好ましくありません。
・顔を触る
・貧乏揺すり
・前かがみになっている、または硬直したような座り方
・うなずく回数が多い、手振りが多い、落ち着きが無い
ネガティブな意見に負けない「脳」を作る
たったひとつのネガティブな言葉が一日を台無しにすることがあります。脳にはネガティブな回路が存在し、良いことよりも悪いことに反応してしまいがちです。そんな時は「小さな幸せ」をたくさん見つけることで、ネガティブな考えは中和できますが、「嫌な気持ちになること」そのものは防げません。代わりに、嫌なことがあっても動揺しにくくなるトレーニングをすれば、傷つくことを言われても、今よりつらい思いをしなくても済みます。
そのためには「ネガティブな考え」を「行動」から切り離すのです。たとえば、「自分は怠け者で、絶対に運動をしない」と自分自身にネガティブな言葉をかけながらも、実際には運動をして、自分の発言が間違っていることを証明します。このように簡単な動作だけでネガティブな考えと立ち向かえると証明できれば、誰かにキツイことを言われても、跳ね返せるようになるでしょう。あなたにはネガティブな言葉に屈しなかった経験がついています。「投げられたネガティブな発言は覆せる」という証拠もたくさんあるので、初めから傷つくこともありません。
このプロセスは「ネガティブな言葉に過剰反応しない、バランスの取れた受け取り方」でも見たように、物事を客観的にとらえるための役割も担っています。しかし、この見方をするためには、あなた自信が前向きな姿勢でなければなりません。もし、人から言われたことに対して気分が落ち込んでいれば、その日は「ポジティブな物事にフォーカスする」ことを目標にしてください。即効性はありませんが、そのネガティブな発言がどれだけ小さなものであったかを実感できるはずです。
ネガティブな人との付き合い方
人によってネガティブさの度合いは異なります。きっと誰の周りにもネガティブな人がいるでしょう。彼らと付き合う上では、ネガティブな人たちの基準を知っておけば、あらかじめ対処を予想することができ、役立ちます。
予想ができれば、相手のことを深く考えすぎることもありません。単純に「彼らのいつものパターン」以外の行動をとった時に注意しておくだけです。また、いつもの批判を受けた時には、解決することを目的としたフィードバックを頼み、その批判を生産的なものに変えましょう。 生産性とアイデアに関するブログ「99u」は以下のような例をあげています。
解決に重点を置いた質問をするには、可能性のある解決方法を説明し、それが認められるものかを確認しましょう。たとえば、何らかのフォームがあり、それを変更したいとします。その時は以下のように質問します。
「君がこのフォームの見た目が嫌いだとはわかっているよ。けれど、もし私が、君の顧客がこの新しいフォームのデザインが好みだと証明したら、認めてくれるかな?」
ここでのゴールは解決に向け、「明確に同意を得た次へのステップ」がある状態で、あなたが部屋を出ることです。相手はまだ疑問を抱いていたり、確信を持てていなかったりするかもしれませんが、少なくともあなたは認められるためにやるべきことが何かがわかっています。
ネガティブなことへ立ち向かう方法はどうであれ、最善策は問題を解消するか、もしくはポジティブな「何か」に変えることなのです。解決に向けてのゴールへ向かってアプローチできているのであれば、ネガティブな人との付き合い方においての問題はなくなるでしょう。この章の内容については、過去記事「ネガティブな人にうまく対処するコツ」も併せて参考まで。
ネガティブさをポジティブな結果へと利用する
ネガティブなのが良くないとはいえ、過剰に楽観的でいると、周りに迷惑をかける原因にもなり得ますので気をつけて。また、ネガティブな面には利用できる価値もあります。たとえば、目標を達成するためや、失敗に気がつくためなどに利用できるのです。過去記事「目標達成にはネガティブな考え方も少しは必要」で見たように、やや「保守的で悲観的」なくらいであれば、自分に落ち度がある可能性を認める時にも、そのショックを和らげられます。
失敗は悪いだけのものではなく、学ぶためのものでもあります。 時にはわざと失敗する(英文)と自分を前に進めることができます。ネガティブなのもたまには良いものです。あなたの考え方をより良くする、能力を高めるなどの役割を果たしてくれます。
どんなシチュエーションであれ、ネガティブになるのは良いことではありません。何事もバランスが大事です。人生には避けては通れないつらいこともありますが、誰でもきっと人生をより良いものにするために立ち向えるのです。
Adam Dachis(原文/訳:Rhyeh)
Photo by alphaspirit (Shutterstock).
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