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女子の美容グッズはなぜ派手な色をしているのか?

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女性向け通販雑誌を読んだことがあるだろうか? あるいは、激安ショップのコスメフロアに立ち入ったことはあるだろうか? そこに並ぶのは、「いつまでもキレイでいたい」という女性の思いを叶えるグッズの数々。が、そんな健気な女ゴコロとは裏腹に、それらのアイテムはなんとも、あられもないものになっていた!?

<企画・開発メーカーに聞いた!>

◆美容エキスパートの技術を家庭で体験できる商品に

 女性の欲望を満たす独創的なアイテムは、どのように生み出されるのだろうか? 美顔、美胸、骨盤矯正など約200点もの美容アイデア商品を企画開発する名古屋のメーカー「ドリーム」(http://mydream.co.jp/)を訪ねた。

 例えば、2年前の発売からヒット中の「背筋がGUUUN美姿勢座椅子」。これは韓国の通販のヒット商品をヒントに開発。この商品の企画者、太田亜希代さんは言う。

「韓国の通販で手術時の姿勢から腰痛になってしまう医師のために開発された、体の前面に背もたれがあるイスが高額なのにすごい売れていると聞いて。日本だったらイスよりも座椅子だろうと」

 一方、主に低単価・主婦向けの商品を企画担当する小川咲子さんのアイデアは「困ったことを思い出す」ことから生まれるという。

「例えば、太ったなと思ったら、それをどう解決するかを考える。PCを打つだけで痩せたら楽でいいな、指に大きな負荷がかかるキーボードはどうだろう?って(笑)」

 市場のニーズをすくい上げる企画がある一方、同社が力を入れるのが専門家とのコラボ商品だ。

「通販はお客さまが商品を手にとれないので、専門家との共同開発で信頼度を高めます」(太田さん)

 そうしてできたひとつが、「おっぱい体操」を提唱する元助産師・神藤多喜子氏の施術を再現した「おっぱい体操ブランド」。

「太田がテレビで神藤先生を見て、すぐにお電話したんです。先生に実際にマッサージしてもらうと本当におっぱいがふわふわになって。これが自宅でもできれば!と考えたんです」(小川さん)

 そうして商品化されたのが「おっぱい体操ハンド」だが、製造メーカー側にイメージが伝わらず、鋤のようなゴツいものが上がってきたり、完成形になるまでなんと1年。苦労のかいあって売れ行きも上々だそうだが、ヒット商品誕生の法則はあるのだろうか?

「通販雑誌はページをめくるスピードがおよそ2秒といわれています。その間に目にとまるインパクトのある色は重要。いい商品でも、色が白で目立たず販売終了というものもあります。あとは名前のインパクト。名前で用途がわかるのは大事。そのため通販商品の名前は比較的長めですね」(太田さん)

 今後注目の分野は?

「何度もボツになっている指毛に鼻毛、お尻の毛など、さまざまな『毛』のお悩みを解決するグッズに再挑戦したい」(小川さん)

「私は『妊活』。韓国の妊活市場も右肩上がり。これから日本でも浸透するのでは」(太田さん)

 女性の悩みと欲望の数だけ、ヒットのタネはあるのだ。

【小川咲子さん】

小川さんのチームでは評価の高いコンセプトにはごほうびがあるそう。小川さんは何度もごほうびを手にしている

【太田亜希代さん】

好きな雑誌は『週刊東洋経済』。同誌の韓国の妊活市場の活況を伝える記事を読んでブームを確信した

― [女の美容アイテム]珍品図鑑【6】 ―



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