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どこか本質を突いている言葉!! ムーミン谷に溢れる名言

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ドラえもんやアンパンマン、ミッキーマウスなどのマンガや絵本は日本に限らず世界中で愛されています。皆さんも幼い頃にお世話になっていると思います。そういった童話や幼児向けの絵本というのは非常に分かり易いのに加え、ウィットに富んでいたり、どこか物事の本質を突いているような感覚を思わせます。その中でもとりわけ「深い」のは恐らくムーミンでしょう。そこで今回は、ムーミン谷の住人による名言を紹介します。



ムーミンについて
「ムーミン・シリーズ」はフィンランドの作家であるトーベ・ヤンソンによって書かれた児童向けの絵本です。私たちが一般的に「ムーミン」と言われているのは「ムーミン・トロール」のこと。因みに彼はカバではなく、妖精という設定です。
ムーミン谷に溢れる名言
1. 「せっかく思い立ったのです。思い立ったら決心して、気が変わらないうちに、さっと実行に移しましょう」
1つ目の名言は、決断についての名言です。この言葉は、何でも上品に済ませないと気が済まないフィリフヨンカによるもので、彼女は主人公のムーミン一家の近くに住んでいます。

また、細かいものを集めるという習性も持っている彼女が語ったのがこの言葉は、人間の気持ちは時間が経つにつれて変わっていってしまうということを表しています。時間が経つにつれて、どうでも良くなってしまった経験、皆さんもあるのではないでしょうか。
2. 「死んだら、死んだのよ」
2つ目の名言は、死についての名言です。この言葉は、ボサボサ頭にボーダーシャツがトレードマークのトゥーティッキによるもので、彼女はムーミン一家が冬眠する冬場において水車小屋に忍び込んで暮らしています。

彼女は行動力がありサバサバしている性格で、リスが死んだ時にこの言葉を言いました。この台詞のあと、死んだリスが土にかえり、その土から木が伸びて再びリスが跳ねまわるが、それがそんなに悲しいことなのか、と続きます。自然のサイクルで物事を考え、真理を突いている言葉です。
3. 「ものごとって、すべて、とてもあいまいなのよね。でも、だからこそわたし、安心していられるの」
3つ目の名言は、心の平穏についての名言です。この言葉は、先程も出てきたトゥーティッキによるもので、オーロラを見ている時に語ったものです。

オーロラとはとても曖昧なもので、本当にあるのかどうかはわからないということを、世に存在する曖昧さと重ねあわせているこの言葉。何でもかんでもハッキリさせることが必ずしも良いことではないということを表しています。

4. 「この子、怒ることも、できないのよ。それが、この子の悪いところだわね」
4つ目の名言は、怒ることについての名言です。この言葉は、ミムラ夫人の娘、スナフキンの姉にあたるちびのミイによるもので、喜ぶや怒るというのを大事にしており、怒ると人によく噛み付きます。

また、とても賢く、思ったことをズバズバ言う彼女は、怒ることが絶対的に悪いことだとは思っていません。皆さんの周りにもめったに怒らない人、その人が怒った姿を見たことがない人はいないでしょうか。怒ることによる効果もあると考え、この言葉は怒れない人へのアドバイスなのです。

5. 「ねえムーミン、友だちが、いちばん好きなことをしながら生きていけるようになるって、すてきなことじゃない?」
5つ目の名言は、相手の自由を尊重する時にでた言葉です。この言葉は、穏やかな性格で時折、無鉄砲な姿を見せるムーミンママによるもので、友人が自由きままに生きることができるようにすることは素晴らしいという意味です。

さり気なく気を使い、さり気なく敬意を払い、自分たちの軸、大切なものはブレない、そんな関係を保てている友人は何人いますか。計算して相手のために何かをしてあげるのではなく、ご機嫌をとるわけでもなく、過度に踏み込まないという微妙なバランスの上で成り立っている関係、これが理想の関係ではないでしょうか。



ムーミン谷には素晴らしい考えを持った住人でいっぱいです。幼い頃に戻った気分で、再びムーミン・シリーズを読んでみてはいかがでしょうか。

「ムーミン谷の名言集(トーベ・ヤンソン)」の詳細を調べる

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