コンドームの製造・販売を手がける相模ゴム工業が「ニッポンのセックス」を発表した。
これは今年の1月に、全国47都道府県の20から60代の男女、1万4100人を対象に実施したアンケート結果を集計したもの。同社は「日本で行われたセックスに関する調査では、恐らく最大級のものであると思います」としている。
こうしたアンケートでは、性交渉の回数、人数、初体験の年齢などが取り上げられることが多いが、今回のアンケートでは、内面にも焦点を当てているのが興味深い。
冒頭のアンケート結果は「あなたの恋愛対象を教えてください」だ。もちろん異性を恋愛対象としている人がほとんどだが、男性では4～5％が、女性では7％前後が、同性を恋愛対象にあげている。また男女両方と答えた人が、世代にかかわらず数％いる。さらに気になるのは、恋愛対象で「その他」と答えた人だ。人以外の動物や物なのか。
質問では自慰の回数などにも触れている。「女性はしない」「実はしている」などと言われているが、ここでは20代女性の1か月の自慰の回数は2.2回となっている。ちなみに20代男性は11.1回だ。
これらの結果について都道府県別のランキングも集計している。性生活の満足度では、最も高い鹿児島県が55.8％、最も低い愛媛県が46.2％と10％程度の差。初体験年齢でも、一番早い沖縄県が19.6歳、一番遅い茨城県が21.1歳と、平均値のためなのか大きな差があるようには思えない。一方で経験人数は、最も多い高知県が12.4人、最も少ない埼玉県が5.3人と、倍以上になっている。
Webでの調査のため、顔を見られることなく答えやすい反面、内容を“盛る”危うさもついて回るが、一見の価値はあるのではないだろうか。
【関連情報】
相模ゴム工業「ニッポンのセックス」ページ
http://nipponnosex.com/index.html
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