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愛する東映で自著映画化! 『二流小説家 シリアリスト』原作者が心中吐露! 「いままでの僕の人生で、最高にクールな事件だね!」

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日本の海外ミステリー作品ランキングで史上初の三冠に輝いたというミステリー小説を、日本を舞台に映画化した『二流小説家 シリアリスト』が公開中だが、その原作者デイヴィッド・ゴードン氏を直撃! 実はゴードン氏、大の日本映画ファンで東映やくざ映画ファン! その東映が自著を実写化したということで、とっても興奮気味の取材になったよ!

売れない小説家の赤羽一兵(上川隆也)が死刑囚の呉井大悟(武田真治)と面会したことで、悪夢のような連続殺人事件の当事者になってしまう極上のミステリー! 原作のヒントはゴードン氏がポルノ雑誌の編集者時代の体験がヒントになったというが、「いろいろな手紙が届いてね(笑)」と当時のギョーカイ裏話を暴露! 「実在しない雑誌の登場キャラクターへ手紙が届くとか、信じられない出来事が多かった。そういう環境で日々仕事をしていて、本作のようなストーリーの基礎となる要素が累積していったカンジかな」とか。

ゴードン氏の話をしよう。ゴードン氏は出版関係やアパレル関係などを経て現在の小説家の職に就いた変わり種(?)で、『仁義なき戦い』シリーズのような東映やくざ映画の熱狂的なファンでもある。「“仁義”はストーリーのレベルが高く、○○篇のように何種類も作品がありますよね。全シリーズを観てみたくなります(笑)」と異様に詳しい。確かに、コミコンなどに行くと、日活のロゴを腕に彫っている外人がいるとかいないとか聞いたことがあるけれど、「していないよ(笑)」と一笑に伏すゴードン氏は、間違いだらけのギークたちと違って冷静なご様子だ。「でも、ニューヨークの友人たちの何人かは、僕が本をアメリカで出すことよりも日本で東映が映画化することのほうが断然クールだって(笑)。確かに『二流小説家 シリアリスト』は、いままでの僕の人生で最高にクールな事件だね。アメリカの映画オタクたちは、東映の映画を観まくっているからね!(笑)」と冷静じゃねえ!

しかし、本作は東映やくざ映画を連想するような内容ではなく、これは自分でも書いてみたくなっているに決まっているに違いないが、「すごく短くて、出版もまだだけれど、ちょっと前にギャングの短編を書いたよ(笑)」と図星! 「一般的なギャング小説的なテイストとは違っていてね。まあ、僕の小説はいつもそうだけれど、僕なりにギャングやマフィアについて書いた短編があるよ」。ニュージャージー州とパリが同時に舞台の内容で、二種類の話が同時に進行するという。「パリで出会った者たちが、ニュージャージーで起こった事件について話す構成だよ」と面白そうで期待大! これを東映でまた映画化してほしいと告げると、「そうだね(笑)! もし実現すれば、パリと東京にハナシの舞台を変えちゃおう(笑)。『二流小説家 シリアリスト』だって日本が舞台。夢じゃないよね!」と再度興奮モードに突入したゴードン氏。その日が来ることを夢見て、まずは本作を堪能しよう!

映画『二流小説家 シリアリスト』は、大ヒット上映中!

【関連情報】
映画『二流小説家 シリアリスト』公式サイト
http://www.shousetsuka.com/

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