モチベーションを保ち続けるのは非常に難しいものです。自分のためになる勉強も自分磨きも、なかなか続けられないこともあるでしょう。自分の中のモチベーションを向上、維持するために、今回はダニエル・ピンク氏による名著「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」からモチベーションの管理方法をご紹介します。
■人間を動かす3つのモチベーション
そもそもモチベーション、つまり人間の行動を駆り立てるシステムはどんなものがあるのでしょうか? ダニエル・ピンク氏による本書では、コンピュータのOS(オペレーション・システム)のように、人間の中にも行動を駆り立てるOSが備わっているとしています。そのモチベーションは大きく3つに分けられます。
モチベーション⒈0
モチベーション1.0とは、生存を目的とする人類最初のOS。空腹を満たしたり、生殖など生存本能に基づくもので、人類の原初形態ではモチベーション1.0が必要とされます。現代でも「食べたい」「飲みたい」など原初の動機として機能しますね。
モチベーション⒉0
人類が富の蓄積を行い、社会が工業化を迎えるにあたり、新しく生まれたのがモチベーション2.0です。モチベーション2.0とは、「アメとムチ」のような、信賞必罰に基づく、与えられた動機づけによるOSです。「お金が貰えるから働こう」というのがモチベーション2.0の代表例ですが、21世紀を迎え、人は「アメとムチ」だけでは動かなくなりました。それはかつてはルーチンワークが中心だったのに対して、現代ではよりクリエイティブな仕事が求められるようになったからです。「アメとムチ」だけでは、創造的な仕事を成し得ないのです。
モチベーション⒊0
「アメとムチ」のモチベーション2.0が機能不全に陥った現代で求められるようになったのが、モチベーション3.0です。モチベーション3.0とは、自分の内面から湧き出る「やる気」に基づくOSのことです。現代で知的な仕事を成し得るには、「アメとムチ」のような外的な報酬に縛られず、内面的な自律性に基づいたモチベーションから行動を起こした方が、素晴らしい結果を残せます。また、有能感、自律性、関係性の3つの心理的要求が満たされているとき、人間は幸福を感じるように出来ています。そのため、モチベーション3.0で引き起こされた行動は結果がどうであれ、多少の幸福感が得られるのです。
現代に求められるモチベーション3.0は幸福感を感じられるため、モチベーションアップを図る時にはモチベーション3.0が機能するのが一番です。後編では、モチベーション3.0を稼働させるために必要な3要素をご紹介します。
「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか(ダニエル・ピンク)」の詳細を調べる
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モチベーション⒈0
モチベーション1.0とは、生存を目的とする人類最初のOS。空腹を満たしたり、生殖など生存本能に基づくもので、人類の原初形態ではモチベーション1.0が必要とされます。現代でも「食べたい」「飲みたい」など原初の動機として機能しますね。
モチベーション⒉0
人類が富の蓄積を行い、社会が工業化を迎えるにあたり、新しく生まれたのがモチベーション2.0です。モチベーション2.0とは、「アメとムチ」のような、信賞必罰に基づく、与えられた動機づけによるOSです。「お金が貰えるから働こう」というのがモチベーション2.0の代表例ですが、21世紀を迎え、人は「アメとムチ」だけでは動かなくなりました。それはかつてはルーチンワークが中心だったのに対して、現代ではよりクリエイティブな仕事が求められるようになったからです。「アメとムチ」だけでは、創造的な仕事を成し得ないのです。
モチベーション⒊0
「アメとムチ」のモチベーション2.0が機能不全に陥った現代で求められるようになったのが、モチベーション3.0です。モチベーション3.0とは、自分の内面から湧き出る「やる気」に基づくOSのことです。現代で知的な仕事を成し得るには、「アメとムチ」のような外的な報酬に縛られず、内面的な自律性に基づいたモチベーションから行動を起こした方が、素晴らしい結果を残せます。また、有能感、自律性、関係性の3つの心理的要求が満たされているとき、人間は幸福を感じるように出来ています。そのため、モチベーション3.0で引き起こされた行動は結果がどうであれ、多少の幸福感が得られるのです。
現代に求められるモチベーション3.0は幸福感を感じられるため、モチベーションアップを図る時にはモチベーション3.0が機能するのが一番です。後編では、モチベーション3.0を稼働させるために必要な3要素をご紹介します。
「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか(ダニエル・ピンク)」の詳細を調べる
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