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43歳で最初の自覚症状…直面する男の下半身問題

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“成長”ではなく“下降”が始まる40歳。老眼、白髪、加齢臭……我が身に訪れる老化現象。その変化に過剰に抗うでもなく、絶望するでもなく、ただ老いていくにはどうすればいいのか? 誰もが直面する「老化の受け入れ方法」を考えてみようじゃないか。

●足立忠明さん(仮名)48歳

【症状】勃起不全

【自覚年齢】43歳

【きっかけ】AVへの反応の悪化

お気に入りのアダルトビデオを見ても、なぜか息子に元気が出ない……というのが最初の自覚症状。その衰えを完全には受け入れてはおらず、ドリンクにバイアグラなどさまざまな方法で回復を模索中

◆バイアグラを最後の砦に「きっとまた勃つ」と言い聞かせる日々

 男性の場合、老いを真っ先に自覚する症状の一つに、“勃ち”の衰えがあるだろう。独身の足立忠明さんがそれに気づいたのは43歳の頃、自宅でのオナニー中だった。

「お気に入りのAVのクライマックスでも反応がなく、『あれ? おかしいな……』と疑問に思ったのが最初で。『今日は体も疲れているしな』とあまり重くは考えなかったんですが、後日に好きな女優でも企画モノでも、同じく反応がないことがわかってしまい……」

 決定的だったのは、風俗でも同じ症状が起こってしまったことだ。

「AVではダメでも、生身の人間相手なら……という淡い希望を持って、2~3年ぶりにお店に行ったんです。自分は胸の大きいコがタイプなんですが、それでも反応がなかったら怖いから、あえて違うタイプのコを選んで(笑)」

 相手は癒やし系の女のコ。リラックスした気持ちで臨めば大丈夫!との気持ちは、打ち砕かれる。

「プレイ中、一旦は元気になり、『これはイケる!』と思ったのに、途中でしなーっとなっちゃって」

 その後は「AVを見てもセックスを冷静に観察して『すごいなー』とか思っちゃう」と気力面での衰えも進行。オナニーで無理やり果てることはあっても、その際の快感は以前より大きく落ちているという。また、お店にも期間を空けて5回ほど通ったが、いまだフィニッシュには至れていない。

「お金もないので割引キャンペーン中のお店をまず探します(笑)。それで90分~2時間の長めのコースを選び、万全の態勢で挑むんですが、やっぱりダメで。相手の女性には自分の悩みは打ち明けられず、『僕はこうやって抱き合ってるほうが落ち着くんだよ』とごまかしていますが、きっと相手も薄々は気づいているでしょうね」

 その性能力の衰えは、日常生活にも無関係ではない。

「下心を持って女性に接するときも、男性としての自信がなくなってからは、『こんな状態で飲みに誘っていいものか』と悩むようになって。飲みにいったときも、『お持ち帰りしてもうまくいかないんじゃないか』という思いが頭の中で渦巻くんです。結婚もしていないし、決まった相手もいないから、なおさら焦るんでしょうね。機会があれば結婚を……という希望はまだ持っていますが、セックス面での不安で、そこも億劫になっています」

 しかし足立さんには、最後の砦がまだ残されているという。

「まだ精力ドリンクやバイアグラなどの薬は使っていませんからね。それを使えばイケるはず!という希望はあります。でもバイアグラでダメだと完全に詰みなので、まずはドリンクを使って風俗に挑戦します。バイアグラは、結婚を前提に付き合う相手が現れるまでとっておこうかなと(笑)」

※写真はイメージです

― 40歳からの[正しい老け方]研究【6】 ―



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