
そろそろ野外音楽パーティーの季節ですね。山奥やビーチなど自然に囲まれた野外パーティーでは、防水スニーカーやサンダルで泥だらけになって遊ぶ人たちであふれています。そんな中、リヨンのデザイナー&開発者チームは、ちょっと違った演出を思いついたようです。
場内を行き交う人々の足取りを感知して光を放つ、キネクトを使ったインタラクティブなひな壇。この仕掛は、ダン・ディーコン(Dan Deacon)やノサッジ・シング(Nosaj Thing)も出演するエレクトロニック・ダンス・ミュージックのパーティー「Nuits Sonores 2013」のために製作されたインスタレーションです。
このパーティーはリヨンのとある倉庫で開催されているのですが、野外ステージも一部設営されています。そこで、このパーティー主催者は、ロンドンのインタラクティブ・スタジオ「Is This Good?」とリヨンの建築チーム「Looking For Architecture」の門戸をたたき、出演アーティストと向き合う来場者が踊れるようなインスタレーションを製作しました。
5段から成るこのシステムは、LEDが埋め込まれた半透明のプラスチックでできています。そして6台のキネクトを使って来場者の位置情報を取得し、OpenFrameworksのスクリプトによってシステムを制御しています。
たとえば、誰かがデッキの上で動いたりジャンプしたりすると、その動きを追跡しながら強烈な光が放出したりその表情が変わったりするんですね。また、デッキの背後に吊り下げられた5つのスクリーンにも、動的に生成されたアニメーションがあわせて投影されます。
まるで未来のサタデー・ナイト・フィーバーを見ているようで、テンションあがりますよ。その様子は下のビデオでどうぞ!
[Creative Applications]
KELSEY CAMPBELL-DOLLAGHAN(Rumi 米版)
■あわせて読みたい
ちっちゃいガンダムみたい! 3Dプリンタで作ったロボットがかわいすぎて世界中でキュン死者続出(動画あり)
パソコンとWi-Fi接続で高速スキャンできる「ScanSnap iX500」を試してみた(動画あり)
【インタビュー】日本初3Dプリンターものづくりマーケット「rinkak」代表にもろもろ解説してもらった
8万匹の蜂が作り出す、3Dプリンターならぬ3Bプリンター(動画あり)