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「部長が伺っておりました」は間違い敬語! 「伺う」は尊敬語ではなく謙譲語

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「部長が伺っておりました」
「社長が伺っておりました」
「(取引先の)田中様が伺っておりました」

この「伺う」は尊敬語ではなく謙譲語なので、この敬語表現は間違いです。



「伺う」とは
「伺う」は「聞く」の謙譲語として使います。謙譲語とは、自分の立場を下げることで相手の立場を上げる敬語です。今回は、「目上の人が聞いていた」といった表現で使いたかったはずです。

しかし、「部長が伺う」では、私より立場の低い部長が聞いているという意味になるので間違い敬語となります。正しく表現するにはどうすればよいでしょうか?

「伺う」の正しい使い方
「伺う」は「聞く」の謙譲語のため、

「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「お噂はかねがね伺っております」

のように使います! 「伺う」は、難しい言葉なのでつい尊敬語として間違って使っている人がいます。また、尊敬語として「聞く」を使いたい場合は「お聞きになる」を使うようにします。敬語の変換間違いには注意しましょう!

「「聞く」を敬語に変換しよう!」の詳細を調べる

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