一般的に、女性は容姿が整っていないと恋愛でいい思いはできないとされている。だが、そんな彼女たちブスにとって救世主ともいえる存在、それがB専男である。B専男にとってブスは女神様。ところが、運よく彼らと交際にこぎつけたブスたちの中には、ここぞとばかりに彼氏を振り回す「小悪魔ブス」がいるという。
小悪魔ブスのK子さん(21歳女性・大学生)は、大学で3本の指に入るイケメンTくんと付き合っているという。ちなみに、同級生からは漫☆画太郎のマンガに出てきそう、と言われているらしい。
K子さんは付き合う前から、あるときは「なんで付き合ってくれないの? Tの彼女になりたい!」と、Tくんの友人たちがいる前で泣きながら机を叩いて叫び、またあるときは、酔いつぶれたのを介抱してくれた男友達に「なんでTじゃないの! Tが良かった!」と泣きながら怒鳴りと、迫力あるアピールを繰り返していたそう。
もともとB専の気があったTくんは、あれよあれよという間に言いくるめられるように付き合うことに。「一癖あったほうが楽しい。彼女の好きなところは愛嬌」とTくんは話すが、K子さんはきわどい性生活を共通の友人からサークルの仲間にまで相談と称して開けっぴろげに話し、Tくんは「前戯野郎」や「クンニマン」のあだ名で学内で有名に……。
また、別の小悪魔ブスのM美さん(30代女性・飲食店勤務)は、彼氏を絶やしたことがない自分を、「B専は優しくてつまらない人が多いので、わがままを言って楽しませてあげてます」と自慢げに語る。
M美さんのように、小悪魔の自覚があり、確信犯的に振り回すブスも少なくないのだ。
フリーターのY子さん(20代)もそのタイプで、服やバッグ、しまいには家賃を貢がせた挙句、“飽きたから振った”のだそう。Y子さんは「えー、だってー、お金くれるんだもん。何が悪いんですか~?」とあっけらかんとしている。
だが、小悪魔ブスたちと実際に話してみると、どこか彼氏の優しさで心の穴を満たしているようなところが垣間見える。自らの今までの小悪魔行動を話すときも、どこか誇らしそうで、「私、モテるでしょう?」と言いたげ。話を聞きながら、「モテるね、小悪魔だね」と相槌をうつと、嬉しさを隠しきれない顔をするのだ。人生であまりいい思いをしてきていない分、小悪魔行動で自らの魅力を確かめたいのかもしれない。美人ばかりがもてはやされる現代社会が生んだモンスターといったところだろうか……。 <取材・文/日刊SPA!小悪魔ブス研究班>
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