ツイッター創業者ジャック・ドーシーとフェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグに告ぐ。
毎日毎日われわれのアカウントを停止しているようだが、そんなんで敵うと思うなよ。
アカウント1個閉鎖されたら、こっちは10個開いてやるまでのこと。
早晩おまえの名前も、サイトもろとも消し去ってやる。
と、ISISの「the sons of the Caliphate army(カリファイト軍連盟)」を名乗るハッカーが25分の脅迫映像を公開しました。ふたりの顔写真に銃弾をぶちこむグラフィクスで不穏さを滲ませながら。

なんでもフェイスブックはアカウント1万件、グループ150件、ツイッターは5,000件のプロフィールが利用停止に追い込まれたんだそうでして、10倍返しにしてやるぜ、と息巻いてます。途中でアカウントをハックする映像も織り交ぜつつ。

実際、1月には大統領首席補佐官、マイケル・ロジャースNSA長官、ジェームズ・コミーFBI長官の国家安全保障のトップ御三家がシリコンバレーを訪れ、テック界トップと極秘で会談を行ない、ISISのSNSでの戦闘員勧誘とPRを阻止する戦略を話し合ったばかりで、政府の削除要請は確実に増えています。会合にはグーグル、アップル、マイクロソフト、ヤフー、フェイスブック、ツイッター、インテル、ペイパル、リンクトイン、ドロップボックスなどから錚々たるメンバーが集まり、対策を話し合いました。
さっそくツイッターは2015年半ばからアカウント累計12万5000件を閉鎖している事実を明らかにし、違反報告の審査を行なうチームおよび検閲ツールを強化する方針を2月に発表。ツイッターは検閲に約百人、フェイスブックは数千人を投じているとも報じられています。
こと脅迫に関しては昨年3月にもアカ停の報復に社員の首を撥ねてやると脅してたこともあるし、ツイッターもフェイスブックも特になにも公式コメントは発表していません。もはや狼少年のような扱い。ツイッター広報は英紙ザ・ガーディアンにこう語ってますよ。
ツイッター「毎度のこってす」
記者「毎度って、ドーシーの顔写真付きで?」
ツイッター「そう。毎度ね」
記者「ちょっと怖くないですか?」
ツイッター「Welcome to our everyday life」
というわけで、これがSNSカンパニーの日常だそうです。サンフランシスコ警察署長も「ツイッター本社周辺には特に不穏な動きはない」と言ってますよ。
source: The Mirror, The Guardian
(satomi)
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