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食物繊維は善玉菌も育てる!? 野菜を食べて健康になろう!

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野菜を食べて食物繊維を摂取すると健康になります。なぜ、食物繊維は健康によいのでしょうか?


■食物繊維は便秘を回避してくれる
便秘は放置すると体調が崩れるきっかけとなります。食べものとともに体内に入った毒素は肝臓で解毒されて、ある種のタンパク質と合わさり消化管に放出されます。

通常は便に混じって体外に排泄されますが、便秘で便が腸内に留まる時間が長くなると、腸内に潜んでいる悪玉菌が毒素とタンパク質の結合を分解してしまいます。自由になった毒素は腸管壁から体内に逆戻りし、悪影響を及ぼします。

肉ばかり食べて野菜を食べないと、食物繊維が不足して便通が悪くなります。水分不足も便秘を招きますが、ヒトは1日に摂っている水分の約40%を食べものから摂取しています。肉の水分量は50〜60%ですが、野菜の水分量は80〜90%なので、野菜を積極的に食べると水分不足による便秘も回避できます。

■食物繊維は善玉菌を育てる
さらに、食物繊維には腸内環境をよくする働きもあります。腸内細菌はおよそ100種類、総数は100兆個以上といわれており、悪玉菌、カラダに有益な働きをする善玉菌、状況次第で善玉にも悪玉にもなる日和見菌の3タイプに分けられます。悪玉菌の代表は「大腸菌」や「ウェルシュ菌」、善玉菌の代表は「乳酸菌」と「ビフィズス菌」です。

食物繊維は善玉菌のエサとなるので、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。乳酸菌やビフィズス菌入りのヨーグルトやサプリメントで善玉菌を摂取する人もいますが、外から摂り入れた善玉菌はあくまでよそ者なので、1〜2週間ほどで体外に出ていきます。腸内細菌のメンバーは子どもの頃に固定化され、それ以外のよそ者は定住できないようになっているのです。

子どもの頃から腸に棲んでいる腸内細菌は住民であり、ヨーグルトやサプリで摂る善玉菌は困ったときに助けてくれるだけです。ヨーグルトやサプリに頼るのではなく、食物繊維を摂って腸内細菌を元気にしたほうが腸内環境は整いやすくなります。



このように食物繊維が豊富な野菜を食べると健康効果が促進されます。野菜を多く食べるようにしてみてはいかがでしょうか?

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