NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が大人気だ。同番組の企画の1つとして「全国『あまちゃん』マップ!あなたの町おこしキャンペーン」を実施している。ローカルアイドルたちが「各地の元気を発信する」というもので、東京から2組、ほかの道府県から各1組、計48組のアイドルが「地元キャンペーンサポーター」に任命された。
そのサポーターだが、700とも800ともローカルアイドルが存在する中で、NHKのスタッフが活動実績や地元への貢献度などを考慮して選んだとしている。一通り見ていくと、さまざまなアイドルを発見できる。
中でも異色の存在が、広島の「MMJ」だ。アイドルユニットは、芸能プロダクションや自治体、地域の組織などがオーディションを行ってメンバーを選定し、立ち上げることが多い。しかし「MMJ」の設立はメンバーが主体となって行われた。毎年広島で開催する「ひろしまフラワーフェスティバル」に、ダンスで一般参加するために集まったメンバーが「MMJ」となったのだ。
ユニット名の「MMJ」は広島名物「もみじ饅頭」のこと。当初の名前は「MMJ48」で、「AKB48」のコピーユニットとして、2010年5月に「ひろしまフラワーフェスティバル」でダンスを披露し好評を博した。その後、ほかのイベントに呼ばれるようになり、7月にはシンガーソングライターであるくらはしけんじ氏からプロデュースを受けることになった。
2010年12月にファーストシシングル「恋愛アジェンダ」をリリース。さらに、活動を広島県内から県外に広げ、2011年の12月にミニアルバム「Girl-Girl」をリリースした。活動は4年目を迎えたが、16人のメンバーは1人が活動休止になったのみで、大きな入れ替えは行っていない。これもローカルアイドルのみならず、メジャーなアイドルユニットでも珍しいだろう。
メンバーは大半が社会人で本業が優先されるため、イベントなどでも全員がそろうのは少ない。そして彼女達は事務所に所属しておらす、楽曲の提供は受けているものの、振り付けや衣装は自ら製作している。
「あまちゃん」のキャンペーンサポーターに就任したことで、ヒロインの口癖を取り入れて、現在は「MMJJJ(えむえむじぇじぇじぇ)」と改名している。「MMJ」が手作り感を活かしたままで、どこまで人気が出るのか見ものだ。
※写真はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」より
【関連情報】
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」
http://www1.nhk.or.jp/amachan/
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