やってみたところで特段、役にも立たない。そして決して自分では試してみたくないけれど、日常で何となく気になっているギモンやモヤモヤを解消すべく、体を張って検証。その結果は?
◆祝・世界遺産! クロレッツを何粒噛んだら富士山登頂できるか
6月22日に世界文化遺産に登録された富士山。富士山というと、以前からモヤモヤしていたのが少し前まで放送していたクロレッツのCMだ。ガムを噛みながら颯爽と登山する玉木宏が、富士山頂で「長い道のりだったぜ! 何粒食べたか忘れましたが、確かに味長続きです」と言い放つもので、「ガムの味の長続きをアピールするCMでそれ忘れたらダメだろ!」とテレビにツッコんでいた。ならば何粒噛んだら登頂できるか、玉木に代わり編集Y(富士登山未経験)が勝手に検証してみた!
クロレッツのボトル(約90粒入り)には、“スッキリ感続く!30分”と書いてあるが、念には念を入れて5個を携帯し、午前11時15分にスバルライン五合目から登山開始。普段はガムの味が少しでも薄くなると追加投入するが、今回は完全に味とスースー感がなくなるまで1粒を噛み続けることにした。すると1粒で約45分持つことが判明。あれ!? 意外と少なくて済むかも……5個もいらなかった?
そんなことを考えながら、順調な足取りで七合目まで約3時間。4粒しか消費していない。水分補給用の水もぬるくなっているのに、ガムのミント効果か冷たく感じる。すると登山客のおばちゃんがせんべいを分けてくれた。ありがたいが、今回はひたすらガムだけを噛むのがルール。一瞬悩むも、場の空気を読んで笑顔で受け取る。ガムを含んだまま口にせんべいを放り込むも……激マズッ!
七~八合目になると急勾配が続き、高山病で吐く人を横目にゴロゴロした岩場を両手両足を使って登る。大雨が降りだして気温も下がり、俄然、弱気になるもガイドから「保護されてブルドーザーで下山となると6万円かかります」と聞き、心を入れ替える。
17時頃、いったん仮眠をとるため本八合目の山小屋に到着。ここまでで約6時間噛み続けた数は、まだ8粒。「富士山で食べるカレーは絶品」と聞いていたので楽しみにしていたが、スプーンを口に運んだ最初の感想は「顎が痛ぇ……」。夜中、洗面所が使えないため「歯が磨けない」と嘆く若い女子に「ガムなら売るほど残っている!」と心の中で毒づきながら就寝。
深夜2時、登山再開。ガム噛みも再開。顎の疲労と急勾配で呼吸が上がり、噛むペースが落ちつつも4時10分、さらに3粒噛んだところで登頂。合計11粒と判明したところでミッションクリア、って全然少ない! CMでもっとアピールすればいいのに! ガスってまったくご来光の見えない山頂でCMにツッコんだYだった。
⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=494380
【検証結果】
富士山登頂には約9時間でクロレッツ11粒分!
― バカバカしいことに本気で挑戦してみました【1】 ―
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