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夏の新機種リリースゼロ! ガラケーは絶滅するのか?

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今夏はまさかの「全キャリア新モデルゼロ」。スマホからガラケーに戻したがっているユーザーも多い……なんて話も聞くのに、なぜかくも冷遇されるのか。ガラケーの“今”に迫る!

◆ガラケー派ユーザーにはいよいよ「冬の時代」が到来

 世がスマホの天下に塗り替わって久しいが、本欄担当編集Fは、7年もののドコモ「SO902i」を変わらず愛用中だ。とはいえ、古いモデルだけに海外で使える国は少ないし、ルックスもくたびれ果ててきた。よい新機種があれば、いよいよ買い替えるか……なんてノン気に考えていたところへ、ショッキングな知らせが。この夏は、ドコモ(※)、au、ソフトバンクの3キャリアとも、ガラケー(フィーチャーフォン)の新機種がゼロだというのだ。もはやガラケーは「過去の遺物」なのか!?

「そんなことはありません。近年、スマホも含めてドコモが出した新端末の中で、ダントツで売れたのは『P-07B』というパナソニックのガラケーでした(’10年秋発売)。累計200万台は超えているでしょう」と解説するのは、モバイル評論家の法林岳之氏。ソフトバンクでも、iPhoneの次にガラケーが売れているという。

 実際、昨年の携帯電話の出荷台数を見ると、スマホが7割でガラケーが3割。ある程度のニーズは確実に残っているのに、なぜガラケーはかくも冷遇されるのか?

「最大の問題点は、ガラケーは開発するのにカネがかかるということです。もちろん、スマホのほうが部品的にはハイスペックなんですが、OSはオープンなAndroidだし、メーラーやマップなども標準のアプリがある。一方、ガラケーはOSを一から作り込まなくてはならず、そのうえにアプリも自前でひとつひとつ載せていくわけで、動作確認などのチェック項目がものすごく多い。コストもその分、跳ね上がるわけで、ほいほいと新機種を作れるものではないんです」(法林氏)

⇒【後編】に続く「ガラケー冬の時代。理由はスマホのほうが儲かるから!?」http://nikkan-spa.jp/467526

※正確には、ドコモからは’12年冬モデル「P-01E」の“新色モデル”が発売されている

― ガラケーの新機種はなぜ出ないのか【1】 ―



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