Quantcast
Channel: 夕刊アメーバニュース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 18177

本田圭佑、ACミランへ今夏移籍の実現度

$
0
0
チェルシー、リバプール、アーセナル、マンチェスター・シティ(イングランド)、ユベントス、インテル、ラツィオ(イタリア)、バルセロナ、バレンシア、アトレティコ・マドリー(スペイン)……。毎年夏と冬、ビッグクラブの名前が次々と登場しては消えていった本田圭佑(CSKAモスクワ)の移籍騒動に、ついに終止符が打たれるかもしれない。

「本田、ACミランへ」の第一報は、日本ではなくイタリアのメディアからもたらされた。

「オフシーズンの今の時期、一番の売れるネタは移籍の噂話。テレビ、ラジオ、新聞がわれ先に情報をばらまいています。なかでも人気チームのミランに“最も近い”とされる本田関連のニュースは、“新ネタがなければ自力でつくる”レベルにまで達している」(ミランの内情にイタリア人記者)

それらをまとめると、「本田自身とミランは移籍について合意に達している。CSKAの要求する移籍金(違約金)は800万ユーロ(約10億5000万円)。ミランが出したオファーとは開きがあるが、本田獲得による商業的利益などを考えれば、ミラン側が歩み寄る可能性が高い」というもの。

今度こそ本田念願のビッグクラブ移籍が実現するのか。

ところが、ミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOは、「すでに本田自身とは合意に達している」という報道をあっさり否定。また、アリエド・ブライダ強化部長も日本人記者の取材に対して、「イタリアの過熱する新聞の報道内容ほどコトは進んではいない。本田には興味があるが、獲得に動くにしても交渉は長引くだろう」とコメントしている。

そもそも、現状ではミランは日本人を登録できる条件を満たしていない。イタリアには国外リーグからEU(欧州連合)圏外枠選手を登録する場合、所属するEU圏外枠選手をひとり放出しなければならない規定がある。

「ミランはFWのロビーニョ(元ブラジル代表)を売って資金とEU圏外枠を確保しようとしていますが、難航中です。さらに、ガリアーニが『どのポジションも、ひとり出ていかなければ、ひとり入ることはない』と言っていることから、もし、本田をトップ下のレギュラーとして見ているなら、MFのボアテング(ガーナ代表)が出ていくことが条件になります」(前出・イタリア人記者)

つまり、まだまだクリアすべきハードルはあるということ。でも、それでもなお現地マスコミが本田に固執するのは理由がある。

「4-3-1-2の布陣でいく来季のミランがトップ下を探していること、コンフェデ杯のイタリア戦が好印象を与えたこと、CSKAとの契約が今年12月で切れること、そして、何よりも獲得を検討中のパストーレ(パリ・サンジェルマン、アルゼンチン代表)、カカ(レアル・マドリー、元ブラジル代表)らに比べ年俸が低く、“費用対効果”がいいこと。経営面で四苦八苦しているミランにとって、これはかなり重要なポイントです」(イタリア人記者)

これまで多くの日本人選手のセリエA入りに関わってきた大物代理人、オベルト・ペトリッカ氏が橋渡し役を務めていることも信憑性を高めている。

その彼はイタリアのメディアに対して、「今年1月にもラツィオは本腰で本田獲得に動いたが、CSKAの要求する金額が法外で実現しなかった。だが、契約切れまで5ヵ月となった現在のシナリオは違ってくるはず」と自信ありげに語っている。

ミラン、CSKA、そして本田にとっても、この移籍は相互利益になるという空気が今のイタリアには充満しているのだ。移籍実現の可能性は決して低くない。 【関連記事】
【サッカー】「大黒柱」「いいヤツ」「香川も一目置く」関係者が語る本田圭佑の本当の評判
結局、ラツィオとも破談。なぜ本田は“エア移籍男”になってしまったのか?
セルジオ越後の一蹴両断! 第302回「本田圭佑がいないと途端に弱くなるのは監督の責任だ!」
戦力外の選手だらけ? サッカー日本代表にも影を落とす“欧州組”の明暗
【サッカー】「選手固定、欧州組重用、若手軽視」ザッケローニに対する“采配批判”は的外れとの声

Viewing all articles
Browse latest Browse all 18177

Trending Articles