「もっと大きく」「より美しいかたちに」「感度を高めたい」などなど、女性たちの理想的なバストやボディライン、性への飽くなき探求心は衰えることがない。それに呼応するように、美容整形の技術も日々進歩しているという。その生き証人の女性がいると聞き、どのような“改造”を行ってきたのか、を語ってもらった。
障害、いじめ、両親の離婚、自殺未遂などの体験や、看護師、風俗嬢、AV出演などの仕事経験を経て、漫画家として活躍中の沖田×華さん。
過去に受けた整形手術は計18回。最初は21歳のときの豊胸手術で、きっかけは、「看護専門学校生のとき、学割がきいたから」だという。
「『大胸筋下法』といって、筋肉と脂肪のスキマに生理食塩水を入れる方法だったんですが……ものすごく痛くて! 術後当日は両腕を上げたまま、脇のところからチューブ入れて、サイボーグみたいな状態で(苦笑)。しばらく毎日マッサージしなきゃいけないんですが、それもものすごく痛いんです」
東京に一泊二日で行った交通費等込みで、費用は計86万円。これまでお茶やサプリ、低周波の器具、掃除機での吸い取りなど、ありとあらゆる豊胸方法を試してきただけに、カップがAからEになった手術の効果は「無敵♪」だったとか。
「彼氏にも内緒でやって、事後報告したら、ポカーンとしてましたよ(笑)。親にも内緒だったんですが、整形すると前の体を忘れるもので、おかんと温泉に行ったときに普通に服を脱いだら、『なに、これ!? 気持ち悪~!』ってビックリされた」
また、脂肪吸引は何度も経験したが、これは基本的に「筋肉痛程度で、全然痛くない」。さらに、看護師時代に同僚とクリニックに忍び込み、自分自身で行った経験もあるとか。
「脂肪吸引するときは局所麻酔をするので、昼間に500ミリリットルの麻酔を3本ぐらいこっそりストックしておいたんです。先に穴があいている長い針を、太腿などにすごくたくさん刺して、脂肪を吸引するんですが、自分の脂肪が瓶にたまっていくのが見えるんですよね。だから、瓶の中身を見ながら『300ccくらいとれたから、良いか』って」
一度3000ccもの脂肪を一気にとったときには、初めての貧血を経験。傷口が開いてしまい、仕方なく生理用ナプキンを傷口にあてて、飴を舐めてエネルギー補給をしながら安静にして24時間過ごすという凄絶な経験もしているそうだ。
他にも行ってきた手術は、二重瞼の手術や、埋没、ホクロ除去、小陰唇を小さくする手術など。
「小陰唇は、Tバックはくときに浮いちゃうから、デカいのかと思って、ひとに見せたら『うわ! これ、切ったほうが良いよ』と言われて。切るのはピアスの穴をあける程度で、全然痛くないんですが、ただ、役割がちゃんとあって、おしっこを下に落とすようにできてるんですよね。それが、手術で何もなくなったら、おしっこをするとき、前にとぶんです。和式トイレだと金隠しにビシャーッととんで、それが顔に跳ね返って、一人SMプレイみたい(苦笑)」
また、お尻のリフトアップも経験済みだが、「お尻の片方ずつ、周りに糸を入れて、巾着みたいにしぼるんですけど、やった後1週間くらいお尻に画鋲が100個刺さってるみたいな痛さでした」と笑う。
沖田さんがこれまで受けた計18回の手術費用は、約400万円。
「技術も良くなって、値段も安くなっているし、これからもどんどんやっていきたい」と語るのだった。 <取材・文/田幸和歌子>
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【沖田×華さん】
1979年生まれ。著書に『ガキのためいき』(講談社Kiss)、『蜃気楼家族』(Webマガジン幻冬舎)など
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