株高・円安のプチバブルも最近は乱高下続きで難しい相場が続く。が、儲けのタネは意外な豪ドルにあった!
⇒【中編】http://nikkan-spa.jp/461645
◆【後編】3本のRCIで売りどきを知る
売られすぎ買われすぎを示すオシレーター系のテクニカル分析であるRCI。100の天井近くにいけば強い上昇トレンド、マイナス100付近の底にいったら、市場は強い下落トレンドにある。
「ただ、RCIは1本だけで見ると使いづらいので、短期(9)・中期(26)・長期(52)の3本のRCIで見るのがいい。するとトレンドがより正確に把握できて、かつ『どこで売るべき・買うべきか』も見えてくるんです。強い下落トレンドなら、RCIが3本とも底に張りつく『三重底』になります。が、三重底のときはまだ売らない」(元シティバンクのチーフディーラー西原宏一氏)
じゃあ、どこで売るべき?
「短期のRCIが三重底から脱して上に抜けたら、それは戻り高値をつくりに行っている合図。上向いていた短期RCIが再び下向きに転じたら、戻り高値の完成ですから、売るのはこのときです」
RCI 3本使いは視覚的にもわかりやすいのでオススメだ。
「FXでは市場のメイントレンドに乗るのが儲けの近道。レンジにある通貨ペアを取引しても、なかなか利益は出ない。メイントレンドに順張りしてトレードするのが、いちばん効率がいい」
円は目先、レンジになりそうだし、株だって微妙な感じ。こんなときは豪ドル売りのような、為替市場の旬のトレンドに乗るべし!
⇒【グラフ】戻り売りのタイミングは3本のRCI http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=461686
【西原宏一氏】
シティバンク・チーフディーラー、DBSプロップディーラーなどを経て、’09年に独立。今、注目度ナンバーワンのプロトレーダー。初の著書『30年勝ち続けたプロが教える シンプルFX』が好評発売中
取材・文/高城 泰(ミドルマン)図版/松崎芳則(ミューズグラフィック)
― カリスマ・トレーダー西原宏一が断言「豪ドル売りに妙味あり!」【3】 ―
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