結婚はゴールではなくスタート。
もう大人のあなたなら、ちゃんと分かっていることでしょう。
しかし、そう考えてしまうことにも落とし穴があります。
本当にモテる女は、結婚したからといってモテなくなるワケではありません。
「人妻」という、ある種淫靡なニュアンスにも聞こえる肩書きがプラスされることで、独身の頃とはまた違ったモテかたをする可能性は十分にあります。
(モテる男の方は、そうとは限らないんですけどね)
「結婚後の人生の方が長いのだから、自分の妻になってからも(ほかの男に奪われないか)心配するのは疲れる」
そんな考えから、例えば連れて歩くと自慢できそうなモテる女が好みだとしても、いざ妻となる相手として「いい家庭を作ってくれそうな(俺だけを見てくれる/俺以外には相手にされない)」女を選ぶ男性は少なくありません。
結婚をスタートだと捉えているからこそ、の無難(しかし粗末)な選択です。
「恋愛と結婚は違う」その主張はもっともですが、果たして、365日一番そばにいる妻という存在が好みとズレていたら、結婚生活はバラ色になるのでしょうか?
あたしの知る限り、そのような打算で結婚した夫は、離婚とまではいかなくても、結婚後数年のうちに「回復の見込みのない無限の倦怠期」に突入してしまったり「妻とだけセックスレスな状態」に陥ってしまう顛末ばかり。
そもそも最初の段階から「このへんが妥当かな」という低めのボルテージで始まっているのがすべての間違い。ただでさえ新鮮味が薄れゆくに従い熱病のような状態が平熱になっていくというのに、最初から情熱すらなかったら、平熱を維持するどころか低体温状態になってしまうかも。
では俺好み100パーセントのいい女(=ほかの男も放っておかないレベル)だったらいいのかといえば、やはりそれも正解とは断言できません。
結婚生活は日常です。惚れた腫れたの非日常的な刺激が長く日常を侵し続けていたら、あなたはうかうか仕事にも専念できず、あげくストレス過多となってしまうでしょう。
モテる女の刺激とモテない女の安心感。
まるで究極の選択のようにも思えますが、どちらか一方を選ぶ必要はありません。
ご安心を。女性はたった2タイプに分類されるほど単純ではないのです(笑)
ただ、漠然と主軸は決めておいた方がいいと思います。
あなたが結婚後の生活で得たいのは、刺激か安らぎか。
前者であれば、客観的に見ても多少は「いい女」寄りの相手を選んだ方が、飽きて冷めてしまう懸念は薄らぎます。たとえ後者であっても、外見的な好みの傾向は死守した方がいいでしょう。いくら将来的に経年劣化(!)が起こるといっても、根本的な造りまでは変わりませんから。
誰だって覚悟を決めて結婚に臨むのですから、その後離婚するかもしれない可能性は考えたくないもの。
ならばやはり、結婚をゴールと捉える感覚もなくさずに「最期まで添い遂げる女」を意識して選んだ方が、失敗は少ないはず。何せ離婚に至る事由は、情熱が冷め過ぎて余所見(浮気・不倫)をしてしまう、あるいはパートナーとのセックスレスが多数を占めているのですから。
容姿や資質と違い、結婚相手に求める条件は年齢や環境によっていくらでも変化します。
幸せな結婚生活のために「長く惚れていられる(=飽きない)」相手を選ぶとしたら、本質的に「好みのタイプ」であることに尽きるのではないでしょうか。
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