今、何かと話題の芸人といえば、浅草キッドの水道橋博士です。たけし軍団として体を張る芸から、文筆家としての才能まで実に多才な水道橋博士のその魅力を今回は紹介致します。
バラエティで活躍する博士のその裏には、どんな思いがあるのでしょうか? また、芸能界を闊歩している博士は、どんな思いで芸能人生活をしているのでしょうか?皆さんの芸人・水道橋博士の見方が変われば幸いです。
芸能人の奥行きを知らせてくれる博士の文章
筆者は、「芸能界を目撃する文筆家」として水道橋博士のその才能に惚れています。博士の師匠である、ビートたけし氏はもちろんのこと、中学時代の同級生の甲本ヒロト氏、お笑い界の天才・ダウンタウン松本人志、その他、芸能界で活躍している人々を間近で目撃した博士は、自らのその思い出を“事件”として記します。
その文章には彼らへの愛に満ちていて、文章へのこだわりも半端なものではありません。読み心地が良く、すらすらと読める“目障り”が良い文章でありながら、読み終わった後にしっかりと読者の脳に物語がこびりついているのです。
最近の著書「藝人春秋」では、“大御所”、“ベテラン”、“実力派”と言われる芸能人以外にもその個性が光りまくっている芸人が取り上げられています。たとえば、元ジョーダンズの三又又三氏についての章は、特に名文です。過度のポジティブシンキングを持ち合わせている三又氏のくだらなさを、博士は紹介するにあたり、実にくだらないダジャレを最大限に織り交ぜます。
しかしながら、その連発されるダジャレが“芸人”三又又三の生き様を見事に紡ぎだしているため、読んでいて鳥肌さえ立ちます。「テレビで芸人にいじられている三又又三」でまさか鳥肌が立つとは、筆者も予想外でした。
博士の著作を体験したことがない方がいらしたら、騙されたと思って、是非とも熟読していただきたいです。博士に紹介された芸能人をこれからテレビなどで目撃する際、必ず今までと違った見え方ができるはずです。芸能人の奥行きを知らせてくれるのが、水道橋博士の文才と言えるかもしれません。
こだわりを持ち仕事をする芸人
テレビでも活躍されている水道橋博士は、50歳を超えてからあるモットーがあると言います。それは、「空気を読まない」こと。自身が出演するテレビ番組・ラジオ番組では、周囲が「そこまで力を入れなくても」と思う程、こだわり抜き、“出演”だけでなくもはや“企画”にまで参加してらっしゃいます。
東京MXにて毎週金曜日生放送の「ニッポンダンディ」では、単なる過激な情報番組内容を拒み、過去に類を見ない「映画解釈番組」を自らのアイデアで制作・出演しています。
博士ご自身のモットー「空気を読まない」ことにより、このこだわりが生まれているのだと筆者は考えます。それは、テレビで使われやすい「芸人」の仕事のやり方とはひと味違い、自らが考えた「良いもの」「視聴者に届けたいもの」を作るんだ!という思いがかなり強いのだと、博士の姿を見ていると筆者は感じるのです。
その“がんこ”とも言える、旧来の芸人らしさは、非常に珍しく、だからこそかっこ良く映るのです。仕事ひとつひとつにやり甲斐を持ちマイクに向かうその姿を、皆さんも今一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
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芸能人の奥行きを知らせてくれる博士の文章
筆者は、「芸能界を目撃する文筆家」として水道橋博士のその才能に惚れています。博士の師匠である、ビートたけし氏はもちろんのこと、中学時代の同級生の甲本ヒロト氏、お笑い界の天才・ダウンタウン松本人志、その他、芸能界で活躍している人々を間近で目撃した博士は、自らのその思い出を“事件”として記します。
その文章には彼らへの愛に満ちていて、文章へのこだわりも半端なものではありません。読み心地が良く、すらすらと読める“目障り”が良い文章でありながら、読み終わった後にしっかりと読者の脳に物語がこびりついているのです。
最近の著書「藝人春秋」では、“大御所”、“ベテラン”、“実力派”と言われる芸能人以外にもその個性が光りまくっている芸人が取り上げられています。たとえば、元ジョーダンズの三又又三氏についての章は、特に名文です。過度のポジティブシンキングを持ち合わせている三又氏のくだらなさを、博士は紹介するにあたり、実にくだらないダジャレを最大限に織り交ぜます。
しかしながら、その連発されるダジャレが“芸人”三又又三の生き様を見事に紡ぎだしているため、読んでいて鳥肌さえ立ちます。「テレビで芸人にいじられている三又又三」でまさか鳥肌が立つとは、筆者も予想外でした。
博士の著作を体験したことがない方がいらしたら、騙されたと思って、是非とも熟読していただきたいです。博士に紹介された芸能人をこれからテレビなどで目撃する際、必ず今までと違った見え方ができるはずです。芸能人の奥行きを知らせてくれるのが、水道橋博士の文才と言えるかもしれません。
こだわりを持ち仕事をする芸人
テレビでも活躍されている水道橋博士は、50歳を超えてからあるモットーがあると言います。それは、「空気を読まない」こと。自身が出演するテレビ番組・ラジオ番組では、周囲が「そこまで力を入れなくても」と思う程、こだわり抜き、“出演”だけでなくもはや“企画”にまで参加してらっしゃいます。
東京MXにて毎週金曜日生放送の「ニッポンダンディ」では、単なる過激な情報番組内容を拒み、過去に類を見ない「映画解釈番組」を自らのアイデアで制作・出演しています。
博士ご自身のモットー「空気を読まない」ことにより、このこだわりが生まれているのだと筆者は考えます。それは、テレビで使われやすい「芸人」の仕事のやり方とはひと味違い、自らが考えた「良いもの」「視聴者に届けたいもの」を作るんだ!という思いがかなり強いのだと、博士の姿を見ていると筆者は感じるのです。
その“がんこ”とも言える、旧来の芸人らしさは、非常に珍しく、だからこそかっこ良く映るのです。仕事ひとつひとつにやり甲斐を持ちマイクに向かうその姿を、皆さんも今一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
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