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人は誰でも「本当にやりたいこと」がわからず悩むときがあるものです。それは18歳のときかもしれないし、50歳のときかもしれません。答えを出すのは大変ですが、希望はあります。今回は人生で本当にやりたいことを見つけるための4つの方法を紹介します。
5年後の自分を考える
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「5年後はあなたは何をしていますか?」という質問は、就職面接からファイナンシャルプランにいたるまで、様々なシチュエーションで耳にタコができるほど聞かさるもの。この謎かけがこれほどまでに広まっているのには理由があります。実際、役に立つからです。この質問に迷いもせずハキハキと具体的に答えられる人はめったにいません。でもそれでOK。答えようと努力するだけで十分なのです。
5年後の自分を思い描くのは、あなたが思っているよりずっと難しいことです。また、自分が思い描いたとおりの人生を歩むのはさらに困難です。それでも、ポッドキャスト「Still Untitled」でAdam Savage氏が語っているとおり、この方法は役立つのです。
本当にやりたいと感じることを追求してください。でも、きっとそのとおりにはならないでしょう。まるで作家カート・ヴォネガットの有名なジョークのようです:「帽子はかぶったままでいてください。まだまだ先は長いのですから....」
19歳の時、ガールフレンドの母親が私に尋ねました。「5年後のあなたは何をしていると思う?」私は何か答たはずです。彼女は私の長い説明を聞き終わると、「あなたはそのどれもやってないでしょうね。5年後どうなるかなんてわかるわけないもの。なにかすごいことをしてるとは思うけど、いま思いついてることではないはずよ」と言いました。
この言葉は私の人生で最高のギフトの1つです。彼女は完全に正しかったのです。いつだって次の5年を予想することなど不可能でした。
Savage氏のポイントはシンプルです。5年後にどんな姿を思い浮かべるかは重要ではありません。それを考えること自体が大切なのです。5年後を考えることで、自分が何を追求したいのかがわかります。
また、米誌「Harvard Business Review」も、キャリアを考えるときは「次の5年間で何を学びたいか」を検討すべきと、同じようなアドバイスをしています。
5年間でどんな能力を身につけたいですか? 例えば、「5年後に何をしているかはわかりませんが、ストラテジストと人事マネージャのスキルをもっと伸ばしたいです」。これは、年齢やキャリアに関係なく安全な回答です。「学ぶ意欲がないという印象を与えてはいけません」Weintraub氏はそうアドバイスしています。
ここでも5年間を何に注力すればいいかを示しているのです。また、以前紹介したとおり、仕事の肩書きよりも追求したいライフスタイルを重視するほうが、やりたいことにたどり着きやすいのです。
パーソナル・マニフェストを作る
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パーソナル・マニフェストと言うと大げさに聞こえますが、自分の信念や価値観を明らかにすれば、キャリアやライフスタイルを考える上での基礎となります。
パーソナル・マニフェストはGoogleから建築家Frank Lloyd Wrightまで、様々な企業・人に採用されています。
マニフェストの決まった作り方はありませんが、男性ライフスタイルメディア「The Art of Manliness」がヒントをくれています。
トピックを選ぶ注目するトピックをいくつか選び、できるだけ具体的に書き出す。例えば、「何時間働きたいか」、「どうやって通勤したいか」を具体的に考えることで、理想のライフスタイルがあぶりだされてきます
プリンシプルを決める自分の信念を書き出す。少しやり過ぎに思えるでしょうが、いままで一度も自分の信念やモラルを書き出してみたことががない人にはよい機会になります
強く、肯定的な言葉を使うマニフェストでは、「〜をしたい」とか「〜すべきだ」という言葉を使いがちです。しかしそれはよくありません。「〜します」とか、「〜である」など、肯定的な言葉で書いてください
パーソナル・マニフェストの最大の目的は、自分にとって本当に大切なことを知り、自身への理解を深め、ゴールに向かってどのように前進すべきかを知ることです。
やりたいことが明確でなくても、最低限、ゴールに向かってどのように進みたいかがわかれば、よいスタート地点になります。紙とペンを持って、自分の信念を書き出してください。
興味のある分野でボランティアをする
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何をやりたいかわからない原因の1つは、必要以上に厳しく考えてしまうこと。本を書きたいかも? それなら大学院へ行きなさい! 弁護士になりたいかも? ロースクールへ行きなさい!
自らハードルを上げ、プレッシャーをかけ過ぎると、一歩も踏み出せなくなります。1つの考えに固執しないでください。どんなライフスタイルが自分に合っているか、何日かかけて試せばいいのです。それには、ボランティアが役に立ちます。
ポイントは、これから習得したいスキルや、やってみたい分野のボランティアを探すことです。ボランティアなら1つのことに縛られずに様々な分野の仕事にチャレンジできます。意外なほど幅広い職種がありますよ。まずはWebで情報を集めてみましょう。
サイドプロジェクトに取り組む
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やりたいことを見つけるには、トライ&エラーが一番です。興味がある分野でサイドプロジェクトを始めてみましょう。
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サイドプロジェクトにはあらゆる種類のものがあります。趣味を見つけるためでもいいし、入りたい業界に飛び込む前のテストとして取り組むのもあり。作家のScott Young氏が指摘する通り、とにかく好奇心が大切です。
キャリアパスを決めてしまう前に好奇心を探求すべきです。世の中の仕組みに興味を持ってください。自分の関心ごとに気づき情熱をかけられる小さな道を見つけましょう。すぐには収入にならなくてもいいのです。
情熱とお金を結びつけるのには時間がかかります。収入につながらないという理由で、関心があることを放棄する人も多くいます。お金になる仕事ほどは重要ではないと考えるのです。
人生で本当にやりたいことを見つけるには、さまざまなサイドプロジェクトを試し、新しいスキルを学んで、情熱をもてる道を見つけることです。何か思いつくことがあるなら、プロジェクトの時間を確保し、お金をかけずに新しい趣味を試して、継続する方法を学び、とにかくスタートしてください。
情熱、キャリアパス、人生の目的...。それを何と呼ぼうと、やりたいことを見つけるのに魔法の杖はありません。自分の頭でよく考え、精神的なハードルをいくつも超えていく必要があるのです。
Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)
Photos by Ronald Sumners (Shutterstock), zentilia (Shutterstock), amyjane1, matryosha, San José Library, and maltman23.
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