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話題の「スシド」を食べに、タイのミスドに行ってきた

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 つい先日から、タイのミスタードーナツで、暫定2か月間の特別企画が始まった。これがなんと、タイより日本で話題になっている。

 特別企画にタイのミスタードーナツがリリースしてきたのは「スシド・デライト」。寿司とドーナツが合体して、スシド、である。

 なんというネーミングかと思うかもしれないが、2010年に初代「スシド」が登場したあと、期間限定メニューだが定番メニューをしのぐ人気を誇り、2011年には「スシド2」まで登場した人気メニューなのだ。

 タイのミスドは結構このテの期間限定メニューを打っていて、つい最近までピザ風ドーナツを展開し「ピザド」とやっていたので、別段変な名前でもないとタイ人や在住外国人からは見られている。逆に次はなにが来るのかと、そのセンスに期待すらしているほどだ。ちなみに日本ではミスドと呼ばれるミスタードナツだが、タイではそのまま「ミスタードーナッ」(タイ語発音は語尾が止まるのでこう聞こえる)と呼ばれる。

 さて、早速スシドを食べに、バンコク都内の店舗におじゃましてきた。タイでは基本的にはスタンド形式で展開していて、ドーナツも各店舗で作っているわけではない。そのため、種類も日本ほど多くはなく、クリームなどもバタークリームが多用されていて、在住日本人からは評価がやや低い。しかし、タイ人には人気で、人だかりになることはなくとも、常に一組二組の客がドーナツを選んでいるのを見かける。

 店舗には縦2m弱にもなる看板を立て、これでもかとスシドがアピールされている。

 いやでも人目につくため、日本人観光客の興味をひいて話題になったのだろうか。看板にはしっかりとカタカナもある。

 さらに、売り子の女のコには、ハッピのような和風な上着を着せて、タイ人に「寿司イメージ」でアピールすることも忘れていない。少なくともピザドのときよりも意気込みが伝わってくる。

 で、これがその「スシド」。

⇒【写真】はコチラ!http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=466196

 10種類ほど用意されており、ドーナツの上にサーモンピンクのジャムを使ってサーモン握りをイメージしたものや、それに似た色のジャムで模様を描きえびの握り風などがある。そのほか、カニカマ風やマグロ風、卵焼きもあるのだが、よくわからないのが4つほどあった。チョコレートのは穴子とか、緑のはアボガドかな、という予想をしているが、ナッツがふりまかれていたものやピンク色のジャムが点々とついているのは一体……。

 値段はひとつ10バーツ(約32円)で、10個セットは89バーツ(約285円)。普通のドーナツと比べ重さは通常メニューのポンデリングの3分の2くらいだろうか。ポンデリングが23バーツ(約73円)と比べればグラム当たりの単価は断然安いようだ。

 味見はサーモン握りとえび握りにしてみた。これらは予想通り、オレンジなどのジャムの味と、その下のバタークリームのこってりな甘さ。シャリの部分になるドーナッツはフワフワしていて、タイ人が朝食に好む「パートンコー」という揚げパンの高級バージョンという食感で、コーヒーと合いそうでなかなかいい。ただ、やっぱりコーティングやクリームの部分が36歳の筆者(男)にはやや重い。ただ、タイ人女性からは「これは結構イケるかも」と好評の様子。

 去り際、カウンターを再度覗いたが、客はいるけどスシドは見るだけ……。まだ始まったばかりのスシド。これからこれから! 8月くらいには終わってしまう予定だそうで、この時期にタイに旅行に行く方、ぜひお試しあれ。

 ちなみに、タイのミスタードーナツは実は33年以上もの歴史を誇る「老舗」なのである。 <取材・文・撮影/高田胤臣>

●タイのミスタードーナツHP http://www.misterdonut.co.th/index.php



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