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上司への反論はまず「なるほど」から始めるべし

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何げない一言が相手に好印象を与えたり、予想だにしなかった地雷を踏んでしまったり。げに、コミュニケーションは難しい。そこで、どんなもの言いが、お得に効果的なのかを考えてみた!

【反論する】

 相手の気分を損なうこともある、異論・反論には勇気がいる。が、言わねばならぬときもある。

「上司にはたとえ自信があっても『細かくてスイマセン』とクッション入れる」(33歳・女・金融)、「断定はしないで、『もしかしたら~』と前置く」(46歳・男・流通)など皆、気を使っているよう。

 重要なのは、「相手の意見は一度、引き受ける」ことだと、ビジネス心理研究家の神岡真司氏もコミュニケーション・インストラクターの杉山美奈子氏も口を揃える。

「まず『なるほど、そうですね』と相手を受け止めてから、『ひとつだけ質問してもよろしいですか?』と切り出す。いったん受け入れてもらったことで、相手にも考え直す余裕が生まれます」(神岡氏)

「『お言葉を返すようですが』はよく使われるかもしれませんが、これだと、『今から反対します!』と宣言しているようなもの。『わかりました』と承知した後、『少しだけ』『一点だけ』と断って、自分の考えを伝えましょう」(杉山氏)

 とはいえ、侮蔑的な言葉を言ってくる相手、失礼な言葉には毅然とした態度も必要だ。

「そんなときには『それはどういう意味ですか?』で切り返しましょう。相手の意見を問い直すことで同意しかねることを示すわけです。また、人は質問をされると無意識に答えなきゃと反応し、たじろいでしまう。これで会話の主導権を握ることもできます」(神岡氏)

<反論するフレーズ辞典>

○(理解を示した後で)「少しだけいいですか?」

いきなり反論すせず、まず相手の意見を受け入れる。すると、こちらの意見を聞き入れる心の余裕が生まれる

△「それどういう意味ですか?」

侮蔑的な言葉には、相手をけん制するフレーズが有効。態勢を立て直し対等な立場から相手に非を自覚させる

×「お言葉を返すようですが」

相手を臨戦態勢に誘いこむ強い言葉。逆に下手にばかり出てはいけないときには有効な場合も

― [得するフレーズ/損する言い方]辞典【2】 ―



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