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「部長が拝借する」は間違い敬語! 「拝借する」は尊敬語ではなく謙譲語

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「部長が拝借する」
「社長が拝借する」
「(取引先の)田中様が拝借する」

実は「拝借する」は尊敬語ではなく謙譲語なので、この敬語表現は間違いです。



「拝借する」とは
「拝借する」は「借りる」の謙譲語として使います。謙譲語とは、自分の立場を下げることで相手の立場を上げる敬語です。今回は、「目上の人が借りる」といった表現で使いたかったはずです。

しかし、「部長が拝借する」では、私より立場の低い部長が借りるという意味になるので間違い敬語となります。正しく表現するにはどうすればよいでしょうか?

「拝借する」の正しい使い方
「拝借する」は「借りる」の謙譲語のため、

「課長、ペンを拝借してもよろしいでしょうか」

のように使います。「部長が拝借する」は尊敬語のように聞こえるので間違って使っていた人は注意してください。また、「借りる」の尊敬語を使いたい場合は、「お借りになる」を使うようにします。敬語の変換間違いには注意しましょう!

「「借りる」を敬語に変換しよう!」の詳細を調べる

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