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飛行機を誘導する専門職・マーシャラーあるある

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最近ちょっとしたブームの“あるある”本。いろんなジャンルがあるけれど、もう普通の“あるある”じゃ満足できん! てなわけで、さらにニッチな“あるある”が大集合。知らない世界を覗き見しつつ、共感しようにも共感しづらいビミョーな感覚をご堪能あれ!

◆マーシャラーあるある

 マーシャラーとは、到着する航空機を駐機スポットなどに誘導する専門職。「まず、マーシャラーは素振り好き。家でも鏡の前で、姿勢がキレイか、パドル(誘導棒)の振り方がわかりやすいか、つい確認してしまう」と笑うのは、ANAエアポートハンドリング(株)でマーシャラー業務などを手がける重信吉孝さん。確かに“見られる”仕事だしね。

「それに、例えば定刻より遅れて到着した便のパイロットは、少しでも遅延を取り戻そうという気持ちでスポットへ進入してくる。安全かつ的確な誘導に、わかりやすさは不可欠なんです」

 わかりやすいといえば「上手なマーシャラーは、動きがロボットダンス的」という“あるある”も。

「動きに余韻を持たせるように振るので、腕の振りを止めたときに軽く震えたように見える」そう。振り方にルールはあるが「細かな所作には個人差が出る。経験が長くなると、夜の誘導でライトの振り方を見れば誰かわかるほど」。

 その他、「貨物ハッチが開くと現地の空気が機体の周囲に漂うから、そのニオイでどこから来たのかわかるようになる」てな話が。

「ハワイからの機体は花のような甘い香り、イギリスだと香水のような香りがするんですよ」

 ちょっと嗅いでみたいかも!?

― ニッチな世界の[あるある]大全【4】 ―



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