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【与沢翼氏インタビュー】書類送検後の心境を語る

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 昨年11月22日、ヤフーのトップニュースをはじめ、民法キー局などさまざまなメディアで「与沢翼 書類送検」のニュースが全国を駆け巡ったのは記憶に新しいだろう。「与沢翼」という人物、良くも悪くも昨年最も話題になったビジネスマンの一人であることは間違いない。と同時に話題になったのが、前日21日に発売された『ネオヒルズ・ジャパン』(与沢翼責任編集長)という双葉社のムックだ。「これはレアアイテムになる」との思惑からか、一気にアマゾンの1位に順位を上げ、しばらく1位をキープし続けた。

 与沢氏のビジネスモデルは、「告知や広告、宣伝が人々のバイラルを起こし、“秒速”で広く多くの人に知れ渡る」というもの。奇しくも自身の書類送検というニュースでそれを実証した形になったわけだが、日刊SPA!では与沢翼氏に単独インタビューを実施。大きな飛躍を遂げた2013年を振り返ってもらい、書類送検後の現在の心境を聞いた。

――突然の報道に対し驚かれた人、ざまあみろと思っている人、さまざまな人がいると思いますが、そのときの与沢翼さんの心境を教えてください。

与沢:ナポレオン・ヒルの言葉に「逆境には常に成功の種子が含まれる」というフレーズがありますが、それを証明できるのは今をおいて他にないという気持ちです。書類送検というこのような事態は本来望んでいないことでしたが、起こった以上は巻き戻すことができないのが人生ですから、利用するくらいの強いマインドを持たないといけないと思っています。

――2013年は、与沢さんはテレビや雑誌など、さまざまなメディアで都内の高級マンションや高級外車、さらには本物の1億円を公開するなど、派手な生活を披露していました。それに対し、「与沢の後ろにはスポンサーがいる」「車はレンタカー」「部屋は撮影用のモデルルーム」などさまざまな噂が飛び交っていますが、最近、大きな心境の変化があったと聞きました。

与沢:実は『ネオヒルズ・ジャパン』を製作中の昨年10~11月に、役員の1人が会社を退職したり、私の周りで大きな変化がありました。これまで自分はどんなに悪口を言われ、誹謗中傷されようともかまわないと思っていましたが、それはあくまで私個人に向けてのこと。私とともにフリーエージェントスタイルで働く社員までその誹謗中傷が向けられては、100名近くいる社員は誇りを持ってここで働けないと思ったんです。

――『ネオヒルズ・ジャパン』はタイトル通り、派手さをイメージしますが。

与沢:当初、キャバクラで派手に遊ぶ様子の取材を頼まれていたのですが、私はやりたくないと断りましたし、(ロールスロイスは社用車ですから出ていますが)フェラーリもベントレーも登場していません。お金の札束のダミーは出版社側で用意されていましたが、出来上がった雑誌を見て「これだったらギリギリ出版してもいいかな」と思い、出版に至りました。

――昔の“与沢翼像”がそこまで出ていなかったから、許容範囲だったというわけですね。

与沢:はい。本当はプロモーションすることにも迷いがありました。でも、動き出している以上、途中でやめたら多くの人に迷惑がかかるし、責任を持って最後までやり遂げなければという思いがありました。

――「書類送検」という報道とともに『ネオヒルズ・ジャパン』が売れたことに対して、どのように感じていますか?

与沢:正直嬉しくありませんね……。複雑な心境で、今すぐに判断はできないフェーズにいるという感じです。確かに、今回の報道で知名度は著しく上がりました。私の名前とともに、これまで出版した本や雑誌が出て、半端じゃないプロモーションになりました。しかも同時多発的で、いわゆる“ジャック”のような状態になり、圧倒的なクチコミが起きた。今までテレビに出演させてもらいましたが、二次的なバイラルまで考えると、それよりもプロモーション効果は大きかったと思います。ただし、報道の内容が“容疑者”ですから、カネを見せびらかすよりも悪い印象ですよね。これだけネガティブに広がったのは未経験なので、今後どのような影響を及ぼすのか、判断しきれていません。会社としての収益がどうなるのかという不安はあり、プラスなのかマイナスなのか、自分の中でも判断がつかない状態です。

――書類送検されて1か月半ほどたちますが、不起訴になるのか、起訴されても無罪になるのか有罪になるのか、今後については?

与沢:何よりも「無罪」を勝ち取らなくてはなりません。“与沢翼”のブランドは清濁併せのむどころか、清の比でない濁により普及したため、ここから清で飲み込むためには、清を超えた「超清」の振る舞いを必要とします。2014年はこれまでとは異なる“清のエネルギー”で突っ走っていきますよ。

“マイナス”からの再スタートとなる新生・与沢翼。2014年もますます目が離せない。 <取材・文・撮影/横山 薫>



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