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レーザーカットで直接ロゴ印刷、フルーツや野菜からパッケージが消える(写真ギャラリーあり)

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ロゴ入りトマトになるわけですか。

EUでは、野菜やフルーツの栽培や収穫方法にかなり気を配っています。が、先週末を皮切りに、食べ物へ直接レーザーでラベル印刷する技術が許可されました。3年かけて話し合われたうえで採用された法律では、スペインの会社Laser Foodが率先して進めた食べ物に刻印する技術を使います。

レーザープリントと実によく似ているLaser Food技術は、トマトからバナナといったさまざまな野菜やフルーツに、ダメージを与えることなくロゴを印刷することができます。印刷できるのは、ロゴだけではなくバーコードも。もちろん、印刷されたバーコードは読み取りも十分可能なレベル。EUで検討された技術は、元々レーザーを使うものではなく、2種類の薬品(=酸化鉄と水酸化物)を使い、よりプリントしたマークを見やすくするというものでした。現在では進化して、Laser Foodの最速マシンで、1時間に5万4000個のフルーツを印刷できるまでになりました。法律が制定された今、次の課題となるのが、各食品企業がこの新しい技術にどれだけの予算を割いて採用してくれるのか、ということ。


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フルーツタトゥーとも言える新技術、今後広い市場での導入に期待が集まります。小さなステッカーよりも見た目も綺麗。消費者の手間もはぶけます。パッケージの無駄がなくなるので、将来的にはエコに繋がるのではないでしょうか。


[Telegraph]

そうこ(KELSEY CAMPBELL-DOLLAGHAN 米版)

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