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外から見れば普通の民家! 人ん家系ラーメン大特集

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“人ん家系”とは個人宅の一部で営業するお店のこと。最近のラーメンは味のレベルが急上昇したけど、過当競争の影響か緊張感の漂うお店も増えたよね。そんな雰囲気に疲れた人は“人ん家系”で舌も心も癒やされよー!

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●最寄り駅から徒歩45分! 大自然の中の超人気店







【花キッチン(千葉県大網白里市)】



見よ、この雄大な自然に囲まれた家を。どうしてこの場所に店を開こうと思ったのか?

「もともとは家も職場も神奈川だったんです。でも主人が体調を崩し、空気のキレイな土地に引っ越そうと千葉に来た。当初はここから片道2時間以上もかけて通勤していたのですが、それではやっぱり体調が良くならず、仕事を辞めて、このお店をひっそりと出したんです」(奥さまの邦子さん)

「ここらへんは野菜農家と畜産農家が多く、新鮮な野菜と上質な無菌豚が近所で手に入る。当日の朝におろされた鮮度抜群の豚肉と豚ガラは最高ですよ!」(茂さん)

チャーシューはマジで激ウマ。無菌の豚ガラのせいか、スープに雑味や臭みは一切ない。なのに味はしっかりとした一級品。季節によって旬の野菜を使用した限定メニューも大人気で、この立地でも地元客でにぎわうのも納得だ。

●千葉県大網白里市南横川3284-3 TEL0475-73-7324 営11:30~14:30、18:00~19:30(祝日は昼のみ)月曜・火曜・水曜定休













●アパートの一室を改造して店にする離れ業!







【もったいない(世田谷区上祖師谷)】




信じられない。アパートの入り口にかけられている暖簾を見てもなお、ここがお店であることが信じられない。しかも最寄りの仙川駅や成城学園前駅から徒歩20分前後かかる立地で、周囲にお店らしきものは一軒も見当たらない完全な住宅地にあるのだ。

だいたい、勝手にアパートの一室を改造して大丈夫なのか?

「母は口ベタなので私が話しますね。このアパートは一棟まるごと父が所有していて、1階の2部屋をつなげて母の店にしたんです。ラーメン専門店ではなく和食全般を出すのですが、ラーメンは大人気ですね」(娘の瑞さん)

烏骨鶏(うこっけい)のラーメンは天然素材のみを使用した滋味深いスープで、完飲したほうが健康に良いと店主の綾子さんは胸を張る。その他のメニューも全部ウマくて驚かされた。

●東京都世田谷区上祖師谷4-32-2 ダナポイント成城102 TEL03-5384-6306 営11:30~14:00、17:00~23:00 月曜定休













●袋小路の奥に潜む店の発見は困難を極める!







【ラーメン隊(目黒区三田)】



ここは恵比寿駅と目黒駅のちょうど中間にあり、どちらから行ってもそこそこ遠い。しかも一方通行の細い道からさらに路地を入った奥にある住宅をお店にしてしまったのだ。はっきり言って通行人がたまたま発見するのは難しいと思われるが、開店当初から客入りは順調だったようだ。

「私と兄は元高校球児で、現在も少年野球のコーチをやっています。開店当初は野球部時代の仲間や、野球を教えている少年やそのご家族などが口コミで宣伝してくれ、恵まれたスタートでした。しかも変な場所にあることが逆に幸いして、一度来たお客さんは人に教えたくなるらしく、人が人を呼んでくれるんです。本当にありがたいことです」(店主の修二さん)

お店は店主とその兄、兄嫁、母親らが仲良く助け合いながら運営しており、ガチで家庭的。常連になりたい癒やし系の名店だ!

●東京都目黒区三田2-7-18 TEL03-3794-5520 営11:30~15:00、17:30~21:00(月曜は11:30~14:00) 不定休(店主が少年野球のコーチをやっているため、土日に休むことが多い)





●隣の工事現場に1ヵ月通った職人も気づかず!







【GOMA(中野区沼袋)】









店名の「GOMA」はゴマと読み、昔懐かしいマンガ『少年アシベ』に登場するゴマフアザラシのゴマちゃんが由来だ。

「とにかくゴマちゃんが大好きで、迷わず店の名前にしました(笑)。開業は18年前で、最初の1年はほとんどお客さんが来ませんでしたね……」(店主の小宮山さん)

店の立地は沼袋駅から近いのだが、付近の住民しか通らない生活道路沿いにあり、ご覧のとおり見た目もお店だとは気づきにくい。外観の撮影をしていると、隣の家の建て替え工事現場にいた職人さんに話しかけられた。

「このお宅で何かあったんスか? ええっ? ここ、お店なんスか? この現場に1ヵ月間も通っていたのに全然気づきませんでした」

だって。しかし、今は地元で愛される立派な人気店。物静かで温和な店主が出す優しいラーメンを求めてお客が押し寄せている。

●東京都中野区沼袋1-44-10 TEL03-3385-5005 営18:00~翌2:00 毎月3日、13日、23日定休





(取材・文/菅沼 慶 撮影/井上太郎 取材協力/渡辺奨子) 【関連記事】
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