
記憶力や脳機能を高めるには何かしら努力の必要がありますが、最新の研究によると、「それまで馴染みのないスキル」を学ぶことで、記憶力が大幅に向上することがわかっています。
この研究では、被験者を3つのグループに分け、1つ目のグループにはキルトや写真などの新しいスキルを学んでもらいました。2つ目のグループには、ゲームなど、人とのコミュニケーションが必要で、新しい要素はまったくない活動を、3つ目のグループには、クラシック音楽の鑑賞やクロスワードパズルのような1人でできる活動を行ってもらいました。
その結果、記憶力の向上が見られたのは1つ目のグループでした。このことは、中年期以降にも頭を使う必要性があることを示しています。
「何か」をするだけでは不十分であり、「自分には馴染みがなく、頭を使うこと」をするのが重要なようです。このような活動を行うことで、知的にも社会的にもさまざまな刺激が得られます。心地良いと感じる場所にいる時は、「自分を高めるチャンス」からは外れてしまっている場合があるのです。
研究によると、新しいスキルを身につけて記憶力を向上させる方法は誰にとっても有効ですが、年齢が上がるにつれ、新しいことへの挑戦は頭脳の健康を保つうえで欠かせない要素になるそうです。
Learning Challenging New Skills Like Photography Improves Memory | PsyBlog
Eric Ravenscraft(原文/訳:兵藤説子/ガリレオ)
Photo by Jean-Etienne Minh-Duy Poirrier.
■あわせて読みたい
クリスマスをハックしよう。時間もお金もかからない10個のデコレーションアイデア
実は同時代に起きていたことがわかるとびっくりする歴史上の出来事
モノポリーで勝てるなら、実際の投資にも勝てるはず!な5つのポイント
寒い朝をインスタントコーヒーで盛り上げる! ソムリエが教える大人のフレーバーコーヒー