この緊張感が没入感と快楽をさらに刺激しそうでたまりません。
何かに集中しようとしてる時、電話が頻繁に鳴るとめちゃくちゃ気が散りますよね。アート集団ツンドラ(Tundra)はそんな「あるある体験」をもとに、電話が鳴ると中断されてしまう360度パノラマ視聴覚インスタレーション「Void」を発表しました。
Voidは、ビッグバンを抽象的に模倣した没入型ビデオインスタレーション。この作品を鑑賞するためには、全景型プロジェクションとサラウンド音響に包み込まれた空っぽの部屋に入り、まるで宇宙空間を漂うような感覚に浸ることができます。
でも、実はこの部屋にはセンサーがはりめぐらされています。そして、鑑賞者に落ち着きがなかったり手持ちのデバイスに異変が起きたりするとプロジェクションが中断されて暗転し、状況が落ち着くと再開されるというトラップが仕込まれているのです。
普段から落ち着きのない人はその都度中断されると「きぃぃぃぃーーー!」となりそうですね。でも、いつもガジェットばっかり見ている人を少し落ち着かせてアート(あるいは人生!)に向き合わせるという意味ではいい手法かも!
[Tundra via FastCo]
LESLIE HORN(Rumi 米版)
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