米国時間11月28日、アイソン彗星が太陽に最接近しました。その模様がこの動画で、NASAはこう説明しています。
11月27日未明、アイソン彗星が欧州宇宙機関とNASAの太陽・太陽圏観測衛星(SOHO)の視野に入った。このコロナグラフと呼ばれる画像では、太陽の明るい光が遮断されているのでその周りの構造がよく見える。彗星が右下に現れている。コロナ質量排出(CME)と呼ばれる巨大な太陽物質の雲が太陽の下から吹き出ているのも確認できる。
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ただその後、アイソン彗星は太陽に近づきすぎて崩壊してしまった可能性があるとの情報が入りました。この記事翻訳時点では、NASAから「この彗星がどうなったかまだ確証できていないが、生き残れなかった可能性が高い」とだけ発表されています。アイソン彗星は12月に入ってからもう1回見られるのではと期待されてましたが、もし崩壊してしまったのならそれはもうできなくなります。
とはいえ、もしアイソン彗星が崩壊したとしても得られるものはあります。バラバラになった彗星が太陽の周辺を動くことで、彗星に含まれていた物質を観測することができるそうです。
[NASA]
Jamie Condliffe(原文/miho)
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