「乗るしかない、このビッグウェーブに」
2008年のiPhone発売時に3日前から並び、街頭インタビューで発した名言でネットの人気者となった“ビッグウェーブさん”ことButch氏。実は「先輩の代理で並んだだけだった」とのこと。
「本業が俳優なので目立ってやろうという気持ちはありましたけどね。インタビューを受けたときは酒も飲んでて、iPhoneの知識もなかったので、あんなセリフが出てきたんです」
その後もアップル社の新商品発売時には5回ほど並んでいる。「並ぶのは楽しいですよ。大の大人が、都心で野宿なんて普通はできないじゃないですか。行列は一種の“祭り”なんです」
行列を楽しむコツは周囲とコミュニケーションをとることだ。
「『3日間、仲良くやろう!』と同志達には酒を配ったりします。ガスコンロで鍋もしましたね。仲良くなれば、列を少し離れるときも『場所の確保お願い!』って頼めますし。あと周囲はマニアで、僕はiPhoneとかには詳しくないので、並びながら知識も教わります(笑)」
最近は並び中に差し入れを貰うことも多く、ツイッターでつぶやくと友達が遊びに来るため、寝るヒマもあまりないという。街中で声をかけられる機会も増え、知名度アップにも成功したが、「でも俳優の仕事は一切増えない」というのが目下の悩みだ。
※11/26発売の『週刊SPA!』では「この冬[行列のできる店]に並んでみた」という特集を掲載している。今、行列ができるほど人気の店はほかの店と何が違うのか?
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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