
Handieは3Dプリンタとスマホで、高価な義手をお手頃にする革命的プロジェクト。
独創的な掃除機や扇風機で有名なジェームズ・ダイソン氏の財団が主催するデザインアワード「ジェームズダイソンアワード」は今回「問題を解決するデザイン」というテーマで全世界から募集。Handieは東京大学大学院と千葉工業大学大学院の卒業生3名からなるグループで、日本人として初めて入賞、国際選考第2位を獲得しました。
これまで義手というと高機能なものが多く高価で手頃ではなかったのですが、実は身近な問題として傘をさす、フォークをもつといった比較的簡単な動作のニーズが高いということが調査で分かったそうですよ。そこでHandieは筋肉の動きを得るための筋電センサーの計算処理をスマホで、義手本体は耐久性に劣るけれども3Dプリンタで簡単・安価に製造することで全体コストを抑えます。
プロトタイプはいかにもという無骨な形ですけど、製品版のデザインは流麗でスマート。
なお、第1位は外骨格型パワードアーム「Titan arm」、第3位は3Dプリンタで作る網ギプスでした。
高性能なスマホや3Dプリンタの普及と活用で、時代はますます進化しますね。











[ジェームズ ダイソン アワード:Handie]
(野間恒毅)
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