仕事、家庭、社交生活のどれもを理想的に実現させるのは難しいですね。そこで、下記にあなたの人生を自分でコントロールする簡単な秘訣をお教えします。
成功している友人が、私生活と仕事のバランスについて不満を口にしているのをよく聞きます。家庭、仕事、友人関係、成功、休息の時間を上手くやりくりするには、何らかの犠牲を伴うでしょうし、どれかだけに注力するのは難しいといえます。
しかし、そうしなくてもいいのです。バランスよく行うという考え方そのものが間違っています。バランスを取るということは、どの活動にも平等な時間を割き、全てを完璧にこなすということです。人生はそんな単純なものではないし、あなたもそれを望んではいないでしょう。最も喜びや価値を感じることに時間を費やし、疲れたり嫌な思いをすることは避けたいですよね。バランスを取ろうとすると、全ての活動に等しい時間を与えることになります。
Jim Collinsは、著書『Built to Last』で彼が考え出した「ORの落とし穴」という概念に触れています。「こちらでもいいし、あちらでもいい」と考えることです。
私は、「ANDの精神」で生きていきたいと思っています。常に「あれも、これもしたい」と感じていたいです。それはバランスを取ることではなく、統一させることです。人生を望ましいものにするには、一つひとつの機会を組み合わせて、それらをどう結びつけるかを考えます。これからそのやり方を紹介しましょう。思考力と訓練が必要ですが、上手くいけば自分のものにできるではずです。
1. 本当に大切なものを見つけましょう
多くの人が、最低限必要なことを考えずに、それ以外のことに気を取られています。そしてエネルギーを消耗し、疲れきっています。考えてみれば、弱く厳しい自分よりも、強く幸せな自分の方が人に多くを与えられるでしょう。
エネルギーと強さを得られる活動をリストアップし、それらを生活の中心に置いてください。他人があなたにお金、家族、サービスを重視するよう求めてきても、気にしないでください。自分自身に正直になりましょう。ひとたび心から満足することができれば、周りの人に与え、分かち合えること増えるでしょう。もちろん、あなたを自己中心的だという人も出てくるでしょうが、軽蔑されても幸せなほうが、同情されて不幸になるより良いですよね。
2. 犠牲になるのではなく、自分でコントロールしよう
人は魅力的な活動に必要以上に没頭してしまうものです。しかし、行動を起こす前に考えてください。時間には限りがあり、全てを手に入れることは不可能です。自分にとって大事なことを見つけたら、それを実現させるために十分な時間を割けるよう、あらかじめ計画を立てましょう。
1週間のうちに使える時間を予定として書き込みます。選択的な時間や休息に充てる時間も必要です。6時間の睡眠と2時間の休息が必要な人なら、1週間には98時間しか残りません。仕事や成功のための行動を考慮しながら、その時間にできるほかの活動を調整しましょう。このように事前に考えることで、選択肢として不可能なことがわかり、活動を諦めるという罪悪感に駆られることはありません。
3. 創造力を発揮しよう
創造力を働かせなければなりません。仕事と私生活、家庭を結びつける方法を見つけましょう。他の人が編み出した方法に頼るのではなく、複数の需要を同時に満たせるような行動と、新しい機会を考え出しましょう。
4. 責任を持ちましょう
人生の中で難解で、かつ早く結論を出さなければいけないことは、ほとんどありません。人は、家族や配偶者、上司のせいにしがちですが、自分で自分に課した限界に苦しんでいるだけです。大きな生活の変化で痛みや困難を伴うこともあるでしょう。しかし、それを通して人は成長し自由になれるのです。わくわくする未来を描き、それを達成するための計画を立てましょう。一番大事なことは、まずあなたにとっての幸せを考え、行動を起こすことです。人生に幸や不幸をもたらすのは、ほかの誰でもないあなたなのです。
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Kevin Daun（訳：駒場咲）
Photo by Thinkstock/Getty Images.
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