アカデミー賞に輝く大名優ロバート・デ・ニーロが、主演最新作『マラヴィータ』の宣伝のために来日! 御年70オーバーの名優の最新作は、元マフィアの家長が巻き起こすトラブルの数々を描く“ファミリー”ドラマで、脚本と監督はフランスの大御所リュック・ベッソン、製作総指揮はデ・ニーロの盟友で巨匠マーテイン・スコセッシ。主人公のブレイク同様、まだまだ引退の二文字が遠いレジェンドは、またマフィア映画に出るそうですよ!
■リュック・ベッソンとは、もともと知り合い。完成まで実にスムーズだった
Q:映画の内容はともかく、今回は座組みが豪華ですよね! 実現まで、実は大変でしたか?
もともとリュックとは知り合いでね。いつか一緒に映画を撮りたいと言い合っていた仲だ。実は、ある企画があったけれど、それが流れてしまった。その後、今回の映画の原作が手元に来て、これをシナリオ化したいというリュックのアプローチがあって、初めは監督を別に立てようと思っていた。でも、我々が気に入るような監督は、そうはいない(笑)。そこでリュックに、自分で撮るアイデアはどう? と言うと、そう思う、ってね(笑)。その後にマーティンの参加も決まって、完成まで実にスムーズに物事が動いていったわけだよ。
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Q:古いファンとしては、スコセッシ監督との再タッグにとにかく興奮しましたよ! 最近はレオナルド・ディカプリオとのタッグが多かったので、ちょっと心配をしておりました!
もちろん、僕もいつだって一緒にやりたいと思っていたよ(笑)。というか、今回リュック・ベッソンをマーティンに紹介した張本人は僕自身。彼らは実際に会って、今回の映画のことを相談したってわけで、僕が間に入った。マーティンとの仕事は、いつだってOKだよ(笑)。
■ジョー・ペシ、アル・パチーノ、監督がスコセッシのギャング映画を撮る!
Q:ところで、リュック・ベッソン監督との仕事は、いかがでしたか? 映画を観て、ベッソン監督の世界観を維持しながらも、デ・ニーロ×スコセッシ節も気遣っていたような(笑)。
リュックは優秀だ。やりやすく、ほしいものがはっきりしている。監督の頭の中に全部入っているので、セリフの言いかたなども任せて大丈夫だ。知的で、賢く、完全に正しくて、信じていい。彼にとってはタイミングがとても重要で、それに彼はいつもカメラの後ろにいるから、見ながら状況をコントロールしている。シーンの全体像が見えているわけだよ。
Q:ファンとしては、劇中における『グッドフェローズ』(90)の大胆な引用が感動的でした!
観たことなかったよ(笑)。だから、今回初めて観た。まあ、忘れちゃうので、記憶をリフレッシュするために観た。それから特典映像だ。いろいろなインタビュー映像があって、そこで初めてヘンリー・ヒルや、スコセッシのインタビュー映像を観た。その当時、知らなかった情報が多かったよ。大いに参考になった。新たに知ったことも少なくなかったね。
Q:この『グッドフェローズ』(90)で思い出すことは、スコセッシ監督とジョー・ペシですね! ロマンチシズムを排除した生々しいギャング映画をすぐにでも作ってほしいです!
来年は無理だが(笑)、企画はある。“I Heard You Paint Houses”を映像化しようとしていて、これはジミー・ホッファに関係するギャング映画で、ジョー・ペシ、そしてアル・パチーノが出るだろう。そして、監督はスコセッシだ。これは、もうすぐ実現すると思う。
映画『マラヴィータ』は、2013年11月15日(金)より、TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー!
【関連情報】
映画「マラヴィータ」公式サイト
http://www.malavita.jp/
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