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既存商品に不満?「新ジャンル商品にはもっと進化してほしい」81%

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 暑さも本格化、今年もビールが美味しい季節がやってきた。今年も、例年通りアルコール飲料各社から新ジャンル商品が続々と発表され、店頭にならんでいる。ここでいう新ジャンルとは、ビールでも発泡酒でもない、いわゆるビール風味の発泡アルコール飲料のこと。このように毎年登場する新ジャンル商品に対して、消費者はどう思っているのだろか?

 アンケートサイト「Qzoo」を運営するゲインが、20歳以上の会員300名を対象に「新ジャンルに関するアンケート調査」を実施したところ、30代の半数が「新ジャンルはどれも似たような味」と考えていることがわかった。20代では62.3%が「YES」と回答していることから、若年層ほど新ジャンルとして登場した商品は“どの商品も差異がない”と感じているようだ。

⇒【アンケート結果】詳細グラフはコチラから http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=458107

 また、新ジャンルに対するイメージについて、「中身の美味しさよりも価格設定が魅力的か」と聞いたところ、「YES」と回答した人は全体の69%。年代別に見てもこの傾向は変わらず、多くの消費者は「新ジャンル=低価格商品」というイメージを持っている。長らくデフレ経済化にある日本では、低価格のほうがよいという意識が定着してしまっているのかもしれない。

 さらに「新ジャンルには、もっともっと進化してほしいと思うか」と聞いたところ、「そう思う」と回答した人は81%。現状に満足できず、新ジャンルの進化を希望する人は圧倒的に多い。このことからも、過去に登場した新ジャンル商品に対する評価は高くないが、今後出てくる新ジャンル商品への期待値は高いことがわかる。しかも、そのうちの約8割が「ビールと遜色のない味わい」を新ジャンル商品に求めている。

「新ジャンルについて、どのような点が進化してほしいと思うか」 では、こうした状況下で今年登場した新ジャンルの評価はどうなのか?

 例えばキリンビールが、5月14日から全国で発売している「キリン 澄みきり」は、販売数量が発売から1週間で100万ケース(大びん換算)を突破。発売からわずか2週間余りで年間目標の約3割を達成している。販売好調のため5-6月は当初予定の3割増産し、従来製造していた横浜工場、神戸工場、岡山工場に加えて、7月上旬から新たに取手工場でも製造を開始。最需要期の夏に向けて6-7月も当初予定の3割以上増産するそうだ。

 同商品は、120年以上の歴史を誇る「キリンラガービール」の伝統のホップの知見や、「キリン一番搾り生ビール」から受け継いだ麦へのこだわり、「麒麟淡麗<生>」の大麦のおいしさを引き出す技術を生かしたことがウリだが、好調な滑り出しを見る限り、新ジャンル商品にもっと進化してほしいという消費者の期待にメーカーがうまく応え、これまでの新ジャンル商品に不満を持つ消費者から受け入れられているようだ。

 記者のように、過去の新ジャンル商品にガッカリし、以降、敬遠してきた人も、「キリン 澄みきり」は一度飲んでみてもいいかもしれない。 <文/日刊SPA!取材班>



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