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朝が苦手なのはしょうがない:生産性の高い「夜更かし術」

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朝が苦手なのはしょうがない:生産性の高い「夜更かし術」




ライフハック系メディア「Pick the Brain」の編集長であるErin Falconer氏は、夜型人間だって生産性を高めることができると自身のサイトで述べています。朝型生活を試したものの、自分に合わなかった人は彼の手法を参考にしてみてはいかがでしょうか。


「早起きは三文の徳」といいますが、万人に当てはまるわけではありません。実際、世の偉人の中には、有名なフランスの哲学者ヴォルテールのように朝寝坊で知られた人たちだっています。性格、環境、勤務時間によっては、朝型の生活が現実的ではない場合もあるでしょう。

私は数カ月前、朝型の生活にトライしてみました。普段よりも1~1.5時間ほど早く起きるのは問題なかったのですが、そのぶん早く寝ようとしても、なかなかうまくいきませんでした。毎晩10時頃になると、その日どんなに疲れていてもぱっちり目が冴えてしまい、午前零時を回るまでは寝付けない日々が続きました。それから数週間が経った頃、睡眠不足がたたり、とうとう元の夜型生活パターンに逆戻りしてしまいました。

夜が更けると急に頭が冴えてくるような人にとっては、午前6時よりも早く起きると疲れるだけなのです。睡眠スケジュールはたくさんの要素に依存していて、変わることもしばしばありますが、大事なのは自分に合っているかどうかです。

幸いなことに朝型の生活と相性がよくない人も、夜の静かな時間帯を活用すれば生産性を高められます。

ただし、朝寝坊にメリットはありません。寝坊という言葉には、否定的なニュアンスがあります。きちんと管理できなければ、夜更かしで頭は朦朧となり、一日が無駄に終わってしまうからです。そこで効率的な「夜更かし術」をご紹介しましょう。

寝過ごさない
夜更かしの人が一番気を付けないといけないのは、寝過ごしてしまうことです。寝すぎて良いことなんてありません。よく休めたとなと感じるどころか、だるくなるだけです。決まった時間に起きる習慣を身に付けるのは、朝型の人と同じくらい、夜型の人にも大切なのです。起床時間が決まってない人が生産性を維持するのは難しいでしょう。


夜更かしし過ぎない


夜型でも「ほどほど」の時間に寝るのがベストです。午後遅くまで寝ていたら、その日は台無しになります。体内時計が狂わされて知的活動が阻害されますし、次の晩もまともな時間に寝られなくなります。


「仕事を切り上げる時間」を決める


生産的に夜を過ごそうとすると、寝る前にリラックスできる時間を持つのが難しくなります。そんなことをしていたら、どんどん夜が遅くなり、スケジュールも台無しになりますよ。

これを防ぐには「仕事を切り上げる時間」を決めましょう。私の場合、就寝時間の1時間前、だいたい午後11時から11時半頃には仕事を切り上げます。その時間を過ぎたら、仕事をやめてリラックスし、ちょっとした家事とか軽い読書とか、気分がほぐれる作業に切り替えるのです。

テレビを観たりパソコンに向かったりするのはお勧めしません。明るい画面を見つめると、脳は日中であるような錯覚を起こすからです。とはいえ、午前3時か4時頃まで創造性が湧き出すような夜もあるので、たまには例外もありとしましょう。


エネルギー・サイクルに沿ってスケジュールをたてる


生産性を最大にするには、体内時計のエネルギー・サイクルがピークになる時間帯をうまく活用するのがポイントです。夕方にピークを迎える人なら、遅く起きるのがベストです。この場合、夜に働くようなスケジュールを組む必要があります。

私は午前半ばの生産性が高いと分かったので、午前中と夕方に仕事ができるようスケジュールを組みました。午前8時か9時ぐらいに起きてから、朝食を食べ、3~4時間仕事をするようにしています。エネルギーは午後早い時間帯までにだんだん消耗されるため、午後になったら、創造性の高い仕事から、電子メールの返事を書いたり、フィードを読んだり、雑用を済ませたりといった、それほど創造性を必要としない仕事に切り替え。そして、午後8時頃には次のエネルギーのピークがやってくるため、午後11時に切り上げるまで夜の分の仕事をします。

9時から5時までの仕事をしている人だと、こういうスケジュールで働くのは難しいでしょうが、夕方に訪れるエネルギーのピークを自宅での作業や副業などに充てるやり方はありそうです。


邪魔が入らない夜間を有効活用する


朝型の人たちは、ほとんどの人がまだ寝ている早朝の生産性について得意げに話します。でも、夜型の人たちにだって同じような利点があるのです。夜間に働くと、会議や電子メールといった邪魔が入りません。夜間に集中できない人たちもいるでしょうが、人によっては、邪魔が入らず創造的なワークフローにもっとも取り組みやすい時間帯となります。

要は、自分にとって何がベストかを見つけることです。だんだん歳を取って生活環境も変わってくれば、5時起きの習慣だって自然と身に付くかもしれません。でもそれまでは、生産性の高い夜更かし族であることに誇りをもっていてもよいのではないでしょうか。


How to Become a Highly Productive Night Owl | Pick the Brain

Erin Falconer(原文/訳:風見隆/ガリレオ)

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