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地下アイドル運営、利益のカギは物販

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景気回復がいまだに実現しない昨今、世の中の企業はさまざまな工夫をこらして“儲けが出るビジネスモデル”を考え出している。その仕組みに思わず納得してしまうものもあれば、一方で、「知らないほうがよかった……」と後悔してしまうものだってある。各業界をよく知る人物たちへの徹底取材をもとに、そんな知られざる“儲けのカラクリ”に迫った!

【地下アイドル】物販に力を入れればメジャーデビューせずとも安定した収益を出せる

 AKB48やももクロと並び、空前のアイドルブームの一端を担っている地下アイドル。実はやり方次第ではおいしいビジネスだという。

「とりあえず、ファン100人。毎回これだけの人がライブに来てくれれば、ビジネスになります」

 そう説くのは、複数の地下アイドルをプロデュースする芸能プロ社長。あくまでライブハウスなど地下での活動を重視し、メジャー展開は一切考えていないという。

「ウチは弱小プロで資本力がありません。大手の事務所が莫大な予算を投じても利益を出しているグループはごくわずか。地下で活動を続けたほうが儲けられます」

 そのカギを握るのがライブ後に行う“物販”と呼ぶグッズ販売会。購入金額などに応じて、握手やチェキ撮影などの特典が付く。

「週1ペースで行いますが、CDやタオルマフラーなどアイテムを充実させ、各メンバーのバージョンを揃えます。原価率は一番高いTシャツでも30%程度。客単価はライブのチケット代3000円を合わせて1人約6000円です」

 アイドル自らもグッズ販売を手伝うことで人件費は抑え、会場も使用料の安い小箱のライブハウス。100人集まれば1回のイベントで30万円の利益を出せるという。

「ライブハウスではお酒を販売しており、『若いコが歌って踊る姿を見て酒が飲めるから』って来る人もいます。あと、『女のコとお話ができるから』って来る人もいます。確かに、AKBの握手会は1人10秒ですが地下アイドルなら1人3分や5分は触れ合えますから」

 そんな地下アイドルでオススメなのは、複数のグループが出演する対バン形式のライブとか。

「長時間なのにチケット代は単独ライブ並み。単にかわいいコを見たいという方にはオススメです」

【チェックポイント】

応援したいなら物販購入必須。若いコを見たいだけなら複数グループイベント

― 消費者が知らない[原価のカラクリ]【6】 ―



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