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わたしを操り人形とバカにする人たちへ――18歳女支配人・このみんの経営学「私のミカタ」

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「17歳Hカップ黒ギャル支配人」として日刊SPA!に登場以来、大反響を巻き起こしてきた“このみん”こと園田好(そのだこのみ、18歳)。若くして様々な仕事の経験を経てきた彼女が綴る人生&ビジネス論コラム。

◆「操り人形」と言われまくってきた

 園田好です。2015年の12月に18歳になりました。その前までは当然17歳。わたしは現在、秋葉原の「タレントリゾートカフェ」というお店で経営者として働き、ときたまメディアさんにも取り上げてもらうのですが、17歳のときはよくこんな風に言われました。

「どうせ名ばかりの社長(経営者)なんでしょ?」

「誰か実際に経営してるオジサンがいて、このみんは操られてるんでしょ?」

「ほんとの社長は誰なの?」

 陰口でもネットでも言われたし、直接も言われてきたのですが、要はこのように、“操り人形”と言われまくってきたんです。

 別にそういった言葉ひとつひとつに傷ついたりはしませんが、なんとなぁくでそういう見方をする人、そしてそういう見方を100%信じてしまう人には、ちょっと伝えておきたいことがあります。

◆お店のため、警察署に定期的に行くのは…

 2015年夏にOPENした秋葉原の「タレントリゾートカフェ」。もちろん、わたしひとりでOPENに関する全部のことをやった、なんて言うつもりはありません。

 普段からお世話になっている“大人”のみなさんのサポートをたくさん受けながら、OPENにこぎつけることができました。そのことは、まったく否定しませんよ。

 ただ、実際にOPENしてみると、場面場面で“支配人”という肩書きである自分がやらなくてはならないことが出てくるんです。サポートしてくださる“大人”の人はいつもいるわけではないから、「じゃあこれ、誰がやるの? あぁ、わたしが手探りでやるしかないのか」っていうことが…。

 たとえば、道路使用許可証。

 秋葉原では多くのお店が道路上でチラシを配っていますが、あれはそのための許可証を警察署に行って貰わなくてはならないんです。

「へぇ、ビラ配りするためには許可証が必要なのかぁ。それ取りに行かなきゃなぁ。誰が取りに行くんだ? あぁ、わたしがやんなきゃいけないのか」

 ということでわたしは、定期的に万世橋警察署に行って、20日間分の道路使用許可証の料金2100円を支払い手続きする、という地味な作業をずっとやり続けています。

 わたしみたいな外見の人間が警察署に行くと、「いったいこのギャルはどんな悪さしたんだ?」とか「彼氏が捕まってんのか?」みたいなイタい人を見るような目をされますが、まあ慣れたものですね(笑)

◆肩書きがあるからこそやるべきこと

 この道路使用許可証は、ほんの一例です。売上計算、月間決算、シフト作成、発注、急な買い出し…。“大人”の方々のアドバイスやサポートを受けつつも、自分が“支配人”という肩書きをもったからこそ自分でやらなくてはならないことはたくさんあります。

 そういえばOPEN前の6月末は、内装が間に合わなくて毎日店内に自らペンキを塗る日々でした。これもそのひとつ。ペーペーの経営者だからこそ自分でやらなきゃと思ったし、自分でやってみたからこそいま、塗装だけじゃなくあらゆる業者さんに敬意をもって接することができます。

 結局何が言いたいかというと、「操り人形だって、しっかりやっていないと操り人形ではいられない」ということです。

 別に、関係ない他人に「あいつは操り人形だ」と思われるのはいいです。ただ、操り人形が何もしてないなんて思うのは、大間違いですね。操り人形と言われたって、みんなに見えない面でしっかりやらなくてはいけないし、ただの操り人形ではお店が成り立たない。

 それまでは「やりたいこと」しかやってこなかった自分だったけど、お店のためなら「やりたくないこと」でも自分でやるしかないと初めて思えるようになった。17歳で得たそんな当たり前ともいえる内面の成長は、多くの人のサポートを受けつつ“支配人”という肩書きで仕事させていただいたからこそ確実に得られたものだと思います。

 そういう日々の成長・変化が自分でも感じられるから、わたしは関係ない他人に何を言われたって気にしません。

「操り人形」とバカにするみなさん、あなたにはそもそも、誰かに「操りたい」と思わせる価値があるんですか?

【園田好(そのだ・このみ)】

1997年仙台市生まれの18歳。15歳で単身上京後、渋谷のガングロカフェ店長に。現在は秋葉原にある「タレントリゾートカフェ」の支配人を務める。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1067186

<撮影/長谷英史>



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