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大阪人の思い出お菓子は「満月ポン」?

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幼い頃に親しんだお菓子が、よその土地では存在すら知られていないことに驚愕したことはないだろうか? 郷愁を誘う味があれば、味で呼び覚まされる記憶もある。あなたのローカルおやつは何ですか?

【近畿】

「いつも家にあった」(38歳・女)、「ハマりすぎて、遠足のお菓子もコレ」(35歳・女)、「母親がよく食べていた」(39歳・男)と、「大阪の実家」の思い出となっているのが、松岡製菓の『満月ポン』。

 かつては、大阪の下町どこにでもあった「ポンせん(ポンせんべい)」の味わいを変わらず伝えるこのお菓子。あっさりしょうゆ味で、商人の土地、薄味を好む西の食文化の表れなのだろう。

 また、兵庫県では、「日本一おかき処」のキャッチコピーで知られる播磨屋本店の『はりま焼き』が有名のようだが、「もち米を使ったかりんとう風味菓子」、『鶯ボール』(植垣米菓)も負けない。

「黒いところはかりんとう風味で、中の白いところはサクッフワッとした食感。そのギャップにハマる」(33歳・女)、「袋を開けると止まらなくなる。アメ横で見かけたときはうれしくてつい大量買いしてしまった」(38歳・女)。

 ちなみに、戦前は『肉弾ボール』と呼ばれていたが、戦後は平和の到来とともに『鶯ボール』に改名したんだとか。うーん。ロングラン菓子に歴史あり。

【大阪】満月ポン(松岡製菓)

膨らし粉を使わず圧力をかけることで焼き上げ、軽い食感に。手作りのため厚みに差ができたり、味に少々のムラがあるのもご愛嬌

― 全国[ローカルおやつ]自慢大会【7】 ―



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