ぽっちゃりからデブまで、太めの女性をターゲットに全国5店舗を展開する某ラージサイズ専門店が大繁盛らしい。早速潜入してみると、洋服もデカけりゃ店員もデカい。試着室もやけに広く、さらには耐久性に優れたベッドまで販売しており、至れり尽くせりの仕様であった。
ぽっちゃり店員さん曰く「みなさんオシャレを楽しんでいますね。中には『ここで働きたいです』と言う方もいらっしゃいました」。そう、ここはぽっちゃり系の“聖地”なんである。
早速、買い物直後の女性客を直撃し、話を聞いてみた。
「こういうお店が増えたことで、私たちデブでもオシャレしていいんだ!って勇気をもらいました。オシャレに気を使うようになってから、アルバイトしてるコンビニでよく番号を渡されるようになりましたね」(25歳・フリーター)
「私もこのお店で働きたいし、雑誌のモデルもやってみたい。ファッションは、あえて首や脚などは見せるようにしています。変に隠してると、さらにデブだから」(18歳・大学生)
確かに、そう語る彼女たちはいい顔してる。笑顔も体も愛くるしいほどのナイスぽっちゃり! だが2人は自身を“デブ”だと言う。
「ぽっちゃりのくくりにされるのには抵抗がある。『いやいや、デブですから!』みたいな。ぽっちゃりという言葉に甘えて、体形を気にしなくなるのはダメだと思うから」(同)
明るくて健気な姿勢に感動! 体形のコンプレックスをはねのけ、自らをデブと言える余裕こそ、ぽっちゃり美女の基準かもしれない。
取材・文/谷口キンゾー 福田フクスケ 藤村はるな 橋本範子
撮影/菊竹 規 スタイリング/角藤智美
― なぜ今[ぽっちゃり美女]に魅かれるのか【7】 ―
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