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輸入世界3位、消費4位!【日本のコーヒー最新事情】

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 日本が世界的なコーヒー消費国だということはご存じか? 年間の輸入量は世界第3位、消費量は世界第4位というぐらい、日本人はコーヒー好きなのだ。

 そんな日本のコーヒーマーケットで近年、激戦が繰り広げられているのがコンビニのコーヒー販売。今年7月にトレンド総研が発表した調査結果によると、コンビニにおけるドリップコーヒーのサービス認知度は、プライベートブランドの展開に次ぐ2位(73%)。認知だけでなく今後の利用意向も高く(82%)、コンビニにおけるドリップコーヒー市場の拡大が予想されている。

 特に、コーヒーサービスに力を入れているセブン-イレブンでは、今年1月のサービス開始当初は60杯/日を計画していたところ、83杯/日の販売で推移。計画を上方修正し、年間販売目標を3億杯から4億5000万杯に引き上げ、今月末までに全店で導入予定だ。

 一方、ファミレスのデニーズでは、店内に本格的なコーヒーを販売するカフェ専用スペースを導入。今春の1号店に続き、この夏以降で30店程度での展開を目指すなど、コーヒーでの集客を図ろうとしている。

 そんなコーヒー消費国の日本で、注目したいのが「発酵コーヒー」。生豆になる前のコーヒーチェリー(果実)に酵母を使い、食材に含まれる糖やタンパク質を発酵させる製法で作られたコーヒーだ。

 例えば、今月20日に発売される「ボス グランアロマ-香るボス-」は、伝説の豆「モカマタリ」の香りを再現するために、300種あまりの酵母の中から一番適した「シャンパン酵母」を選び抜き、華やかな香りを引き出した新商品。よりコーヒーの香りを楽しめるように、缶は通常よりも飲み口が広い形状を採用しているのが特徴だ。

 もちろん、これまでも「発酵」を取り入れたコーヒー豆はあったが、果肉を栄養源とするジャコウネコが食べたコーヒーの実を排泄物の中から抽出し、未消化の実を利用した「コピ・ルアク」のような希少で高価なコーヒーばかり。世界でもっとも高価なコーヒーとして知られるこの「コピ・ルアク」は、500gで300~500米ドルで販売されている。

 そんななかサントリーが10年の歳月を費やし、完熟したコーヒーチェリーを自然発酵させるオリジナル製法を確立したことで、気軽に「発酵コーヒー」を飲めるようになったというわけだ。コーヒー通はもちろん、伝説の香りを感じたい人、最新のコーヒーを味わいたい人は、ぜひ飲んでみてほしい。 <文/日刊SPA!取材班>



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