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いま、日傘男子が静かなブームとなっている

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いま、男性の間で“顔白(がんじろ)ブーム”が起きているが(http://wpb.shueisha.co.jp/2013/06/13/19707/)、美白は肌のケアだけでは実現しない。紫外線をカットする日傘の活用、そう、「日傘男子」になることも重要だという。

ただ、日傘は女が手にするもの……。男子が使うなんて恥ずかしい、という反応も当然あるはず。

そんな向きに10年以上も前から、「男こそ日傘をさすべし!」と訴えていたのは、傘専門の通販ショップ「心斎橋みや竹」(大阪市)の4代目店主、宮武和広氏だ。

「私が男性用日傘を売り出した1999年当時、日傘を使う男性なんていませんでした。そこで、まずは誰かが日傘を使い始めなきゃと、自らがどこに行くにも日傘をさして歩くことにしたんです。すると、すれ違う人たちが空を見上げたり、手のひらを上に向けて雨粒を確認したり……。私が日傘をさしているのを見て、雨が降りだしたと勘違いをするんですね。ところが、空は太陽でカンカン照り。日傘をさす私をみんな奇異な目で眺めていましたね」

それでも宮武氏はめげずに日傘を使い続けた。

「そんな私に、多くの人が『なぜ男が日傘をさすのか?』と質問をぶつけてくる。そこで、待ってましたとばかりに、男の日傘の効果、メリットを説明するということを粘り強く繰り返してきました。そうそう、『男も日傘をさそう会』も設立しましたね。目的は世の中の3分の1の男性がなんの抵抗感もなく、日傘をさして歩けるような光景を実現させることです」(宮武氏)

そんな地道な普及活動が功を奏したのか、「心斎橋みや竹」の男性用日傘販売本数はコンスタントに伸び続けているという。

「当初はほとんど売れなかった男性用日傘ですが、今では年間1000本超の売り上げがあります」(宮武氏)

これはもう、ちょっとしたブームと呼んでもいいのかも。でも、そのブームはあくまでも「心斎橋みや竹」限定ではないかと、同じ大阪の阪神百貨店梅田本店、傘売り場の担当店員も直撃してみた。

「5年ほど前から取り扱いを始めました。当初はひと夏で10本から20本売れるのがやっとでしたが、今は売れ行き好調です。先週だけでも三十数本が売れています。品ぞろえも豊富で、長傘、二つ折り、三つ折りの3タイプがあり、それぞれ8から10ほどのブランドをご用意しています」

と、やはりデパートでも男の日傘は売れ筋商品となっていることがわかった。

この人気に目をつけたJUPA(日本洋傘振興協議会)でも、父の日のギフトに日傘をラインアップ。どうやら日傘男子ブームの到来はホンモノらしい。もう、男が日傘を使うことを恥ずかしがる時代ではないのだ!

(取材/ボールルーム) 【関連記事】
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