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スペインの超高層ビル建設、エレベーターを忘れる

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タテ穴だけが虚しく残る。

この画像で周りのビルの倍くらいの高さにそびえ立っているのは、スペインのリゾート街ベニドルムに建設中の超高層ビル、In Tempoです。In Tempoは希望と富の象徴として、ベニドルムがスペインの経済危機の中でも健在だってことを示すべく建設されました。

ただ困ったことに、もう9割方完成して、部屋の3分の1に買い手が付いた今になって、設計士がエレベーターの存在を途中で忘れちゃったことが発覚したんです。

エル・パイス紙によると、工事の背景にそもそも問題があったようです。当初は大手銀行のカイシャ・ガリシアが資金を出していたんですが、資産価値が激減したため、サレブというバッドバンク(不良債権を買い取って管理する会社)に引き継がれていました。

そんな大人の事情から、最初は20階建てだった建設計画が、EU圏最高となる47階建てに巨大化していったんです。戸数は269戸になります。

でもビルを高くするってことは、エレベーターを動かす機械もその高さに耐えるものにしなきゃいけなくて、最上部にはそれなりに大きなスペースを確保する必要があります。

なのに20階建てから47階建てに拡大する過程で、誰もそこに気づかなかった…んでしょうね。そんなわけで、エレベーターを入れるシャフトは一応あるけど、動かす機械を入れるスペースがないって状態になってしまったようです。

このプロジェクトの設計士は辞任し、建設業者がこの問題をどう解決するかはまだわからないままです。階段…かなあ。


[El Pais via Kinja Thanks Igor Neumann!]

Jamie Condliffe(原文/miho)

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